イー・ラーニング研究所は、一昨年より実施している年末年始に、習い事に対する意識を調査するため、子どもを持つ親を対象にした「年末年始の子どもの習い事アンケート」の結果を発表した。
アンケートは、20代~50代の子どものいる親男女189人を対象に実施され、その結果、2018年に子どもにさせた習い事は「学習塾」、「スポーツ系」がトップになった。
6割以上の子どもが習い事をしていた
イー・ラーニング研究所では20代~50代の子どものいる親男女189人を対象に「年末年始の子どもの習い事アンケート」を実施した。その結果、親世代が思う、子どもにさせたい習い事などの実態が見える調査結果となったという。
まず、「2018年、学校以外に習い事をさせましたか<SA>」という問では、「はい」が65%、「いいえ」が35%という結果になり、6割以上が習い事をしていたことがわかったという。
「学習塾」(54)、「スポーツ系」(49)という回答が多く集まり、次いで「音楽系」(38)、「英会話スクール」(28)という定番の習い事が続いた。
また、「プログラミング教室」(11)、「ユーチューバー・Vチューバー」(4)などの最新の習い事を行っている子どもも増えてきているという。
「2018年、保護者間で話題になった習い事はありますか<SA>」という問では、「はい」が56%、「いいえ」が44%という結果になり、新しい習い事への注目度が高まっていることがわかった。
話題になった習い事には、第1位が「プログラミング教室」(59)、第2位が「英会話スクール」(45)となり、「スポーツ系」(24)、「学習塾」(20)と続いた。
また、「2019年、何の習い事をさせたいですか(させる予定ですか)<MA>」という問では、「英会話スクール」(58)と「プログラミング教室」(58)が同数で第1位となり、第2位が「スポーツ系」(34)という結果になった。
2018年にさせた習い事ではプログラミング教室は少なかったにもかかわらず、2018年に話題になった習い事、2019年にさせたい習い事ではともに第1位であり、2020年の教育改正におけるプログラミング的思考の導入により、注目度が高まっていると同社では考えられるとしている。
また、「なぜその習い事をさせたいのですか(させる予定なのですか)」という問に対しては、「将来のためになると思ったから」(76)という回答がもっとも多く、次に「2020年の教育改正に向けて」(39)が続いた。
将来や2020年の教育改正などに備えたいという思いが、習い事をする動機付けになっていることがうかがえるとしている。
将来子どもになってもらいたい職業1位は「経営者」
「将来お子様になってもらいたい職業は何ですか<MA>」という問では第1位が「経営者」(66)となり、新しいテクノロジーが登場し、社会が大きく変化する中でリーダーシップを発揮する存在になってほしいと望んでいることがわかったという。
また、第2位は「プログラマー(SE)・ゲームクリエイター」(37)となっており、2019年でも「プログラミング教室」が注目されていることもあり、今後使えるスキルを学校と習い事の両方で身につけて、将来の職業として役立てていくことを期待していることがうかがえるとしている。
「2019年、お子様にスマートフォン・タブレットを用いた学習をさせたいですか(させる予定はありますか)<SA>」という問では、「はい」が91%、「いいえ」が9%となり、約9割がスマートフォン・タブレットでの学習に関心があることがわかった。
また、「なぜスマートフォン・タブレットを用いた学習をさせたいですか(させる予定ですか)<MA>」という問では、「手軽に学べるから」(117)、「繰り返し学習ができるから」(111)という回答が多く、スマートフォン・タブレットの普及が高まる中で、生活の一部として学習に取り組みやすいことがうかがえるとしている。
イー・ラーニング研究所調べ
img:PR TIMES