日清オイリオグループの生活科学研究課は、毎年はじめに「高質・個・共有・健康・環境」の5つの視点で生活者の消費マインドを独自に予測しており、今年も同社ホームページにて「2023年 生活者の消費マインド予測」を公開。

生活者の消費マインド予測 2023

同社は、2023年も引き続き、生活者のSDGsへの意識は高いと予測。

そのような中、生活者は伝統食をアレンジした最新のプラントベースフードを試したり(“伝統とモダン”)、技術の進化により環境保全の取り組みを日常生活の中に取り入れたり、食品加工技術によってとれたて・できたての風味を長く楽しむ(“自然とテクノロジー”)など、一見相反するもの同士を融合させながら、デジタルツールや時間を融通し、周囲と融和した消費生活を営んでいくと考えているという。

こうした予測を基に、「生活者の消費マインド予測 2023」の核となるキーワードを「融食(ゆうしょく)」と設定したとのことだ。

今年のキーワードを導いた「高質・個・共有・健康・環境」の5つの視点からのマインド予測は以下の通り。

高質:作り手の温もりと工夫で、モノやサービスの本質に価値を見出す
個:偶然とカスタマイズで、エキサイティングな生活を楽しむ
共有:人とデジタルの協奏で、変化した日常の快適さを体感する
健康:リセット法と時間活用術で、ココロを満たしカラダを調える
環境:心理的メリットと参加しやすさで、一歩踏み出し無理なく順応する