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レバレジーズが運営するフリーター・既卒・第二新卒向け就職支援サービス ハタラクティブは、中途採用を行っている企業の採用担当者300人を対象に、フリーターの採用意欲に関する実態調査を実施し、結果を公表した。
同調査は、「フリーターの採用意欲に関する実態調査」の後編となる。なお、同調査ではフリーターの定義は18歳〜34歳の非正規雇用とするとのことだ。
■中途採用でフリーターを正社員として採用している企業の約6割が採用に満足
中途採用(雇用形態は正社員)において「現在フリーターを正社員として採用している」と回答した企業に対し、「フリーターの採用に満足しているか」と聞いたところ、約6割の企業が「満足している」と回答。
フリーター採用に満足している企業の採用手法について聞いたところ、「かなり満足している」と回答した企業が利用している採用手法で最も多かったのは「イベント」で22.2%となった。
■約8割の企業がフリーター採用の継続を希望
「現在フリーターを正社員として採用している」と回答した企業に対し、「フリーターの採用を継続したいか」と聞いたところ、「そう思う」と回答した企業は約8割。
「そう思う」と回答した企業の理由で最も多かったのは、「早急な人員確保を行うことができるため」が42.6%となり、次いで「これまでに採用したフリーターが活躍してくれたから」が37.4%と続いた。過去に採用したフリーターの活躍の実績が、フリーターの採用意欲を高めているケースが見受けられるという。
■フリーター採用で満足度の高い採用手法1位、「リファラル採用」
フリーター採用の手法としてリファラル採用をしている企業の約9割が「今後もフリーター採用を継続したい」と回答。
一方で、フリーターの採用手法で最も多かったのは「求人広告」で、最も多く利用されている採用手法と、満足度の高い採用手法は異なることが明らかとなった。
フリーター採用で「リファラル採用」を導入している企業も数が限定されていることから、満足度が高くても、活用できている企業は少ないことが分かった。
■フリーターを正社員として採用しない理由、フリーターに対するマイナスイメージが大きく影響
現在フリーター採用を行っていない企業64社に対し、今後もフリーターを採用する予定がない理由を聞いたところ最も多かったのは「実務経験が必要な仕事が多いから」で56.3%。
次いで、「長期的な就業のイメージが湧かないから」が35.9%、「活躍できるイメージが湧かないから」が26.6%と続いた。フリーターに対するマイナスイメージの先行が、企業のフリーターの採用意欲に大きく影響していることが分かった。
【調査概要】
調査対象:中途採用を実施している企業の中途採用担当者
調査年月:2022年10月24日~26日
調査方法:インターネット調査
回答者数:300人
調査主体:レバレジーズ
実査委託先:楽天インサイト