スワローインキュベートは、”業界初”の試みとなる「日本国内の“生体認証企業”カオスマップ」を作成し、これを公開した。

同社は、“指紋認証”や“顔認証”などの「生体認証」は近年のスマートフォンへの搭載や、2020年オリンピックにおける本人確認システムとしての採用など「未来の技術」から「身近な技術」へとシフトしていると考察している。

一方で、ニーズが急増しているにも関わらず、導入を検討した際に「比較・検討」できる情報量はまだ少ないとみている。また、情報収集できたとしても正確性に欠けるといった課題があるとのことだ。

そこで、同社は生体認証業界初の「カオスマップ」を作成した。

日本国内の“生体認証企業”カオスマップ

このカオスマップは、「生体認証」のうちポピュラーである「指紋認証・静脈認証・顔認証・虹彩認証」の4つの技術をピックアップしている。また、比較検討しやすいよう、各技術の特徴や性質、普及ステージがわかる作りとなっている。

  • 特徴・性質

認証時に認証機器に接触が不要なものを「タッチレス」、接触が必要なものを「タッチ」で分類。また、身体的特徴の「経年変化する」「経年変化しない」でも分類がされている。

なお各「生体認証技術」を、以下の4つのステージに分類。

  1.  研究・開発期

    実用化に向けての研究開発を行なっている段階
  2. リリース・黎明期
     
    リリースして間もなく、PoCなどで検証を行ない早期導入する企業が出てくる段階
  3.  リリース・拡大期
     
    導入事例が続々と発表され、普及が急速的に拡大していく段階
  4. 成熟・飽和期

    市場にある程度普及し、ベンダーも多数いる段階

※「日本国内の生体認証企業」とは、日本国内にて独自に生体認証技術の研究/開発を行なっている企業。
※「生体認証」とは、個人の身体的特徴を利用して本人認証を行える技術を指す。
※本カオスマップは同社独自に作成しており、サービスの網羅性や正確性を完全に担保するものではない。

img:PR TIMES