YouTubeは、2022年日本のYouTube年間ランキングを6つのトピックに分けて発表した。

「国内トップトレンド動画」、「国内トップ音楽動画」、「国内トップ登録者増加クリエイター」、「国内急成長クリエイター」、「国内トップショート動画」、「国内トップゲーム動画」。これらのランキングは、今年 YouTube にアップロードされた動画の中から、再生や評価、シェアの数などを元に様々な要素で選出しているという。

今年の「国内トップ音楽動画」の1位は、ダンスカバー動画などでも人気となったSEKAI NO OWARIの『Habit』に。

そして「国内トップトレンド動画」では、「HikakinTV」が SEKAI NO OWARI の Fukase とコラボレーションし、ミュージックビデオを再現した「SEKAI NO OWARI「Habit」HIKAKIN ver.」が1位にランクインしたという。

また、Adoが歌う映画『ONE PIECE FILM RED』の主題歌『新時代』をはじめ、劇中歌『逆光』『ウタカタララバイ』『私は最強』の 4曲が、「国内トップ音楽動画」にランクイン。2022年は、アニメ作品や映画、歌やダンスのカバー動画など、さまざまなコンテンツやフォーマットを横断して音楽が楽しまれた年となったことがうかがえる。

「国内トップ登録者増加クリエイター」では、バーチャルクリエイターの「壱百満天原サロメ / Hyakumantenbara Salome」や「平成フラミンゴ」など女性クリエイターの活躍が目立ったという。

また、「ながの社長のハッピーチャンネル」をはじめ、「いくとん」や「ささみキッチン」、「ひみつ基地。」など、ショート動画でも人気を博したクリエイターが、登録者数を昨年対比で大きく伸ばしたとのことだ。

「国内トップショート動画」では、「不登校の14歳をイケメンにして学校に行かせてみた!」など長編動画から驚きの場面を切り抜いたショート動画がランクイン。

また、同ランキングでは、「Fischer’s-フィッシャーズ-」の「目隠しでストローをタピオカミルクティーに上手くさせるかチャレンジで大惨事www #Shorts #タピオカ #目隠し #目隠しタピオカチャレンジ」のように、身近なものを使った、やってみたくなるチャレンジが 1 位に。

最後に、「国内トップゲーム動画」では、発売から 5 年を迎えた『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を「キヨ。」がプレイする動画シリーズ「世界が絶賛した史上最高の神ゲー『 ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド 』#1」から、今年発売され大きな話題となっている『​​スプラトゥーン3』の最新情報が公開された「スプラトゥーン3 Direct 2022.8.10」まで、さまざまなゲームタイトルの動画がランクイン。

英国の独立系コンサルタント会社であるOxford Economicsの「YouTube Impact Report」によると、日本では、2021年時点で80万のゲームチャンネルがYouTube上でアクティブに配信をしており、2000万人ものユーザーがゲームに関するコンテンツをYouTubeで視聴している。

また、YouTubeには、日々多くの人々が何かを学びに訪れる。上記の調査結果によると、ユーザーの93%が、「情報や知識を得るためにYouTubeを使用している」と回答。

この傾向は今年のランキングにも表れており、「国内トップ登録者増加クリエイター」に「セルフケア教室 nobu先生 /格闘家整体師」、「国内急成長クリエイター」に「あい先生 |リンパ師」や「Watercolor by Shibasaki」、「桜井政博のゲーム作るには」など、さまざまなジャンルの学びを提供するクリエイターがランクインしたとのことだ。