ファミリーマートは、佐賀県佐賀市と連携して、ファミチキなどを揚げた店舗での使用済みの食用油(廃食油)を佐賀市が回収し、高品質バイオディーゼル燃料(HiBD)に精製して佐賀市の市営バスなどの燃料とする取り組みを、2021年2月から進めている。
今回、佐賀市内の協力店舗が3店追加となり、2022年11月から、合計9店となったと発表した。
今後も、ファミリーマートは、持続可能な循環型社会の構築の推進を目指す佐賀市との連携を深め、環境に配慮した地域密着のSDGs活動を推進していくとしている。なお、佐賀市が同事業で連携するコンビニエンスストアは、現在、ファミリーマートのみとなる。
◆昨年度の回収実績
・実施店舗合計3,494L(2021年4月~2022年3月)
※佐賀市によると、ファミリーマート店舗で回収される使用済み食用油は、一般家庭などから回収したものと比較すると、精製過程で作業負荷を与える不純物が少なく、また、安定した回収量が見込めることなどから、高い評価を得ているという。
◆その他の店舗での使用済み食用油のリサイクルの取り組み(全国)
・店舗におけるファミチキなどを揚げた使用済み食用油は、行政から許可された廃食用油収集運搬業者が回収し、養鶏用飼料の添加剤やインク、石鹸などに100%リサイクルされている。その一部は「薬用ハンドソープ」として店舗で使用しており、循環型リサイクルを実現しているとのことだ。
ファミリーマートは、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のもと、地域に寄り添い、利用客一人ひとりと家族のようにつながりながら、便利の先にある、なくてはならない場所を目指していくとしている。