三井不動産は、千葉県船橋市にてライフスタイル型商業施設「(仮称)南船橋駅前商業施設計画」を建築着工したことを発表した。
なお、同施設の開業は2023年冬を予定しているとのことだ。
同事業は、船橋市が実施した「JR南船橋駅南口市有地活用事業」の事業者公募において三井不動産が選定されたもので、駅前市有地の高いポテンシャルを活用し、官民連携による開発を推進することにより、臨海部の玄関口としてふさわしい拠点形成を含めた魅力的なまちづくりを実現するとともに、賑わいの創出や回遊性の向上を図るとしている。
同計画地はJR京葉線・武蔵野線「南船橋」駅前の利便性の高い立地で、JR京葉線、武蔵野線、京成電鉄(船橋競馬場駅)の2駅3路線が利用可能。
また、三井不動産グループが管理・運営する「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY」や現在建設中の「LaLa arena TOKYO-BAY」にも近接しており、南船橋エリア全体での回遊や連携を図ることで、エリア全体の魅力を高めていくとしている。
地域居住者の日常の憩いの場となる約5,000㎡もの大規模な広場空間と、デイリーニーズに応じた約40店舗を揃え、コミュニティの拠点として魅力あふれる商業環境を創出し、活気ある街づくりに貢献するという。
また、効率的なエネルギー運転管理等によるCO2排出量の削減など、持続可能な社会の実現にも取り組むとのことだ。
■同施設の主な特長
<商業機能>
スーパーマーケット、飲食店舗、クリニックモール、ウェルネス関連など生活利便性の高い約40店舗を揃え、地域居住者や南船橋駅利用者の方をメインに、幅広い世代の利用者が楽しむことのできる施設に。また、屋外各所にコンセプトを持たせた溜まり場や多様な植栽を整備するなど、滞在価値向上のための施策を実施。
<地域コミュニティ機能>
当敷地内に約5,000㎡の屋外広場を整備し、地域居住者の憩いの場、また地域連携を図ったイベントを実施できるスペースとする。
<新たな生活様式に対応する施設計画>
屋外広場の設置、非接触型システムの導入等、新しい生活様式に対応した施設計画を積極的に促進。
<ESG課題解決への寄与>
効率的なエネルギー運転管理や省エネアイテムの導入等により、CO2排出量の削減をはじめとしたESG課題の解決に取り組む。
■「(仮称)南船橋駅前商業施設計画」概要
<所在地>千葉県船橋市若松二丁目1番4他
<敷地面積>約16,740㎡(約5,060坪)
<構造規模>鉄骨造地上2階建
<延床面積>約11,200㎡(約3,400坪)
<店舗面積>約8,200㎡(約2,500坪)
<店舗数>約40店舗
<駐車台数>約10台
<交通>JR京葉線「南船橋」駅前
<スケジュール>
着工:2022年11月/竣工・開業:2023年冬(予定)