コスモ石油マーケティングと横須賀市は、10月から、横須賀市の19の公共施設に実質再生可能エネルギー由来の電力(以下、実質再エネ電力)の供給開始することを合意したと発表した。
横須賀市は、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにすることをめざす「横須賀ゼロカーボンシティ」の実現に向け、2022年3月、「ゼロカーボンシティよこすか2050アクションプラン」を策定。
今回、同アクションプランに基づき、公共施設における二酸化炭素の排出量削減を目的に、コスモ石油マーケティングの電力プラン「コスモでんきビジネスグリーン」(※1)を導入するという。
同電力プランは、コスモエネルギーグループのコスモエコパワーが発電する風力電源に紐づくトラッキング付非化石証書を組み合わせた実質再エネ電力プランで、公共施設の脱炭素化に寄与するとのことだ。
この導入により、19施設の年間使用電力量約550万kWh(※2)が実質再エネ電力に代わることで、年間約2,468トンの二酸化炭素排出量を削減することが可能。
今回の合意は、昨年度に販売を開始したコスモ石油マーケティングの商品「コスモ・ゼロカボソリューション」導入の一環として、地域特約店と一体となってコスモ石油マーケティングが提案を行ってきた成果の一つだという。
コスモ石油マーケティングと横須賀市は、脱炭素社会の実現に向け、より一層環境負荷低減を図るため、今後はEVを活用したカーシェアリングの取り組みなどについても協議していくとしている。
※1 再生可能エネルギー指定の非化石証書等を使用して環境価値を付加することで、実質的にCO2排出量ゼロを実現するサービス。
※2 2021年度の使用電力量実績。