日本ピザハットは、食べている人の表情を最新AIで解析し、”しあわせ指数”を示すという、日本初の「おいしさAI解析CM」を制作した。12月1日から全国で順次オンエアされるという。

このCMで活用されているのが、シーエーシー(CAC)が開発した「心sensor」という感情分析サービスだ。

「心sensor」とは

「心sensor」は、米国Affectiva社の感情認識AI「Affdex(アフデックス)」を活用し、CACが独自開発した感情分析サービスだ。

あらかじめ撮影された動画やリアルタイム映像内に映る人物の表情を、リアルタイムでローカル処理で分析し、人物の感情を数値データとして示すという仕組みになっている。

このサービスは企業などで、リサーチや商品開発、顧客満足度調査などにおける課題解決のための新しいソリューションとして活用することができるという。

ピザハット、「おいしい顔」を指標化


日本初!おいしさAI解析CM

この「心sensor」を活用したピザハットの「おいしさAI解析CM」だ。

ピザハットでは、同社のピザを食べたときの表情を「心sensor」で分析し、食事の幸福感を独自の「しあわせ指数」として指標化した。

「心sensor」は、表情筋の動きを感情認識AIが解析し、21種類の表情、7種類の感情、2種類の特殊指標(肯定的感情や否定的感情、表情の豊かさ)を捉えることができる。今回のCM企画では、「しあわせ指数」が計測可能となるようカスタマイズ開発を行ったという。

そうした独自指標を開発したうえで、CM撮影中に同社のピザを食べている出演者たちの表情から「しあわせ指数」を計測。ピザを食べることで幸せを感じる様子を可視化し、表現したCMとなっている。

img:PR TIMES