世界34カ国のWiFiスポットに自動でログインが可能なWiFi自動接続アプリ「タウンWiFi」を運営するタウンWiFiは2018年11月29日、日本初の、WiFiを来店検知として活用した成果報酬型集客ツール「WiFiチラシ」の提供を開始したと発表した。

「WiFiチラシ」とは、WiFiを設置している店舗が自店舗への来店を促進するメッセージを、タウンWiFiユーザーのスマートフォンに通知の形で配信することができる集客ツールである。

WiFi設置の効果がない現状打破へ

店舗のWiFiは、多くの場合、集客や来店者の満足度向上につながることへの期待から導入に至るケースが多い。しかし、現状はその効果が見えづらいだけではなく、時には回転率の阻害になり得ることなどから、企業にとってはWiFi設置のメリットが少なくなってしまっているという。

また、設置のメリットとされる、WiFi接続完了時に表示されるPRページも、楽天リサーチの『フリーWiFi広告効果に関する調査』によるとフリーWiFiを利用する人のうち、WiFi接続が完了した際に表示されるPRページに対して「記憶に残らない・役に立たない」と回答した人は全体で約9割に上り、多くの場合効果を生んでいないことが明らかになっている。

こうした背景からタウンWiFiは、WiFiを提供する企業にとって明確なメリットを提示することのできる「WiFiチラシ」の開発に着手したという。

自店舗の近くにいるユーザーや来店経験の有無の設定可能

「WiFiチラシ」は、メッセージを配信する対象は、性別や年齢以外にも、自店舗の近くにいるユーザーや、来店経験の有無や頻度を設定することが可能だ。

また、タウンWiFiに対応したWiFiがある店舗であれば、ユーザーが来店した際、タウンWiFiアプリによってWiFiに自動接続される。それによって、来店したユーザーを検知するだけではなく、WiFiの接続状況から、接続したユーザーの中から通りすがりのユーザーや店舗スタッフなどを除いた明確な人数を算出することができる。

「WiFiチラシ」は実際に効果に繋がった分のみ費用が発生する「成果報酬型」の料金体系を採用している。

自動的にABテストを行うことで、来店者の中から、メッセージを見なくても来店者の数を引いて集客効果を算出し、その来店数に応じた金額のみが費用として発生する仕組みとなっている。

img:PR TIMES , タウンWiFi