鳥貴族は、取締役会において、ダイキチシステムの株式を取得し、子会社化することについて決議したと発表した。
鳥貴族グループは、これまで「世の中を明るくしたい」という理念のもと、「焼鳥屋 鳥貴族」を主軸としてチェーン展開を実施。
「焼鳥屋 鳥貴族」は、関西、関東、東海における繁華街等の中~大規模な商圏を中心に600店舗超を展開。また、今年10月には福岡県への初進出を予定するなど、未進出の地方都市への展開等により更なる拡大を目指しているという。
また、今後のウィズ/アフターコロナ環境下における住宅立地等の小~中商圏における市場シェア確保の重要性に鑑み、小~中商圏を対象とした社員独立モデルの開発・検証を進めているとしている。
一方、ダイキチシステムは、直営店を有さない純粋なフランチャイザーとして、全国500店舗超の規模で「やきとり大吉」のフランチャイズ店舗網を有している。
「やきとり大吉」は、「生業経営の地域密着店」として、小~中商圏において長年にわたり地域の利用者やフランチャイズオーナーから高い評価を獲得しているとのことだ。
「焼鳥屋 鳥貴族」と「やきとり大吉」はともに焼鳥を中心とした飲食店だが、出店立地・主要顧客層が異なるため両ブランドの共存共栄は可能であると考えているという。
鳥貴族は、同株式取得により小~中商圏における店舗網を確保することができ、さらには焼鳥飲食店の運営に係るあらゆる共通点、同社のフランチャイズノウハウ、両社の独立制度等を活かすことで、双方の事業拡大が期待できるもとしている。
ダイキチシステムを鳥貴族グループに迎えることで、国内外食市場での存在感をより高めるとともにシナジー効果を追求し、より一層の企業価値向上を実現することができると判断したため、ダイキチシステム株式の取得に至ったとのことだ。