川崎重工業、ティアフォー、KDDI、損害保険ジャパン、menu、武田薬品工業は、6社の自動配送サービスの提案が、東京都の「西新宿の課題解決に資する5G等先端技術サービスの都市実装に向けたプロジェクト」に採択されたことを発表した。

6社は、西新宿に住む人や通勤時などに一定期間、配送ロボットによる食事や医薬品などの自動配送サービスを利用してもらい、事業面・運用面・技術面の課題を抽出し、西新宿エリアにおける継続的なサービス提供や東京都内の他エリアへのサービス拡大の早期実現を目指すとのことだ。

川崎重工業、ティアフォー、KDDI、損害保険ジャパン、menu、武田薬品工業

■概要

実施時期および期間:
2022年冬頃・約1か月間の予定

走行エリア:
東京都新宿区西新宿周辺

テーマ:
「ヒトが移動する」街から「モノが移動する」スマートシティへ5G×配送ロボットによる自動配送サービスの実現

取組み内容:
5Gを活用した、配送ロボットによるフードデリバリーや医療関係物資の配送・回収などの自動配送サービス

同取り組みにおける各社の役割分担:

各社の役割分担

少子高齢化の中、物流業界の人手不足が社会課題となり、昨今のネット通販利用の拡大など、今後さらに物流の需要拡大が見込まれており、ラストワンマイル物流における「遠隔・非対面・非接触」の配送ロボットを活用した配送サービスの早期実現が求められている。

東京都では西新宿エリアにおいて5Gと先端技術を活用した分野横断的なサービスの都市実装に向けた取組みが推進されているという。

6社は、2021年度に配送ロボットを指定ルートで走行させて得たサービスや技術の検証成果をもとに、西新宿エリアで5Gや先端技術を活用した配送ロボットによる配送サービスの都市実装に向けた検証を実施。

配送ロボットによる配送サービスの早期実装に加え、地域の魅力創出などの西新宿エリアの課題解決に寄与することを目指すとのことだ。