LINEは2018年11月22日、同社が保有するスマホ専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」において、新たに「LINE Beacon」を利用した位置連動型リアルタイム調査「ビーコン調査」の提供を開始したと発表した。

これにより、大規模イベントや街頭広告、交通機関など、その場にいる人を対象に位置限定調査を行うことが可能となるという。

イベント、キャンペーンのアンケート調査が容易に

「LINE Beacon」は、LINEが運営するコミュニケーションアプリ「LINE」上で、街中などに設置されたBeacon端末からの信号情報と連動して、ユーザーとコミュニケーションを行うことのできるサービスだ。

「ビーコン調査」では、イベント会場や店舗、街頭広告、交通機関などにて「LINE Beacon」を設置し、その場にいる人に限定して「LINE」アプリへアンケートをプッシュ配信する。

「LINE」アプリを使うことにより、専用アプリのインストールやQRコードの読み込みといった手間を省き容易に参加できるため、イベント、キャンペーンの一環としてアンケート調査が可能になるという。

また、「ビーコン調査」では、企業はイベント会場や店舗の好意度・認知経路・来場/購入意向理由の把握や、広告の認知度・利用経験・好意度・利用意向等の広告効果を把握することできる。

さらに、「LINEリサーチ」のモニターに限らず、その場にいる「LINE」ユーザーへのアンケート実施が可能なため、普段アンケートに回答しない、モニターとは違った層からの回答も見込める。

位置連動型のため、回答者がその場にいることを前提とした項目の設置が可能で、また、回答者も実際にその場で回答を行うため、鮮度やリアルタイム性の高い回答が期待できるとしている。

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