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NEXCO西日本は、お盆期間〔2022年8月10日~8月16日の7日間〕の管内の高速道路における交通集中による10km以上の渋滞予測をとりまとめ発表した。
高速道路を利用するユーザーには、渋滞ピークが予測される日や時間帯を前後にずらすなど渋滞を避けた利用を呼びかけている。
1.分散利用の呼びかけ
〇NEXCO西日本管内の渋滞回数は、下り線では8月11日、上り線では8月13日~8月14日に多く発生すると予測。
〇下り線の最大渋滞長については、E1名神高速道路深草バスストップ付近を先頭に、8月13日の昼過ぎから深夜にかけて最大30kmを予測している。このほかに、第二神明道路から阪神高速3号神戸線に跨った渋滞などで、ピーク時30km以上の渋滞を予測しているとのことだ。(下記「3.ピーク時30km以上と予測した渋滞」を参照)
〇上り線の最大渋滞長については、E1名神高速道路大津IC付近を先頭に、8月11日・8月13日の朝から夕方にかけて最大30kmを予測しているという。(下記「3.ピーク時30km以上と予測した渋滞」を参照)
〇新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からも、渋滞のピークを避けるため、出発日時を前後にずらすなどの利用を呼びかけている。渋滞予測情報をウェブサイトで、道路交通情報を「アイハイウェイ」などで提供しているため、高速道路の利用前には活用。
《アイハイウェイ》https://ihighway.jp/pcsite/
(詳細は下記「3.渋滞情報の提供」と添付資料(2)を参照)
〇「繁忙期等の渋滞の激化」を避ける為、8月11日、8月13日、8月14日は、休日割引が適用されない。
〇ユーザーにおいては、高速道路の渋滞対策に協力するよう、理解を求めている。
2.渋滞発生の傾向
①NEXCO西日本管内のピーク時10km以上の日別渋滞回数
②令和4年お盆予測と過去実績との比較
③ピーク時30km以上と予測した渋滞
1)NEXCO西日本管内の渋滞
2)第二神明道路および阪神高速道路に跨っている渋滞
④ETC休日割引の適用日について
国土交通省からの依頼に基づき、「繁忙期等の渋滞の激化」を避ける為、8月11日、8月13日、8月14日は、休日割引が適用されない。
3.渋滞情報の提供
渋滞予測情報および道路交通情報は、下記のサイトから利用できる。
①渋滞予測情報
⇒渋滞の発生箇所、時間帯毎の渋滞長、渋滞ピーク時の時刻などが分かるため、旅行日や旅行時間の計画に役立たせることができる。
▶渋滞予測ガイドhttps://search.w-nexco.co.jp/pdfs/forecast_guide.pdf
▶アイハイウェイhttps://ihighway.jp/pcsite/
▶渋滞予測カレンダーhttps://search.w-nexco.co.jp/forecast/
②道路交通情報(リアルタイム情報)
⇒事故や気象などの影響で渋滞が発生する場合があり、刻々と状況は変化するため、出発前や旅行中に役立たせることができる。
▶アイハイウェイhttps://ihighway.jp/pcsite/
4.混雑対策の取組み
今回の渋滞予測や過去の交通混雑期(ゴールデンウィーク、お盆、年末年始等)の状況を踏まえて特に激しい混雑を予測している期間に、休憩施設での駐車場整理員の配置、臨時トイレの設置、大型車駐車マスの確保などの混雑対策を実施する予定であるという。
5.安全運転の呼びかけ
〇渋滞発生時の死傷事故率は、非渋滞時の30倍以上
渋滞発生時の死傷事故率は、非渋滞時(渋滞していない時)の30倍以上となる。
渋滞の多く発生する交通混雑期は、特に運転に注意が必要であるとのことだ。
〇安全運転を心がけるチェックポイント
・全席シートベルトの着用とこまめな・早めの休憩を心掛けること。
・前方に注意し、車間距離を十分に確保して、渋滞末尾や渋滞渦中での追突等に注意。
・情報板などで渋滞情報の確認。
・渋滞後尾ではハザードランプを点灯し、後続車に合図を呼びかけ。
〇もし、事故・故障が発生したら
・停車後は、ハザードランプを点灯するとともに発炎筒や停止表示板で後続車に、事故車や故障車の存在を知らせる。
・道路上に留まらずに、通行車両に注意しながら速やかに〝ガードレールの外〟など安全な場所に避難する。
・「110番」または「道路緊急ダイヤル#9910」もしくは「非常電話」にて通報。
〇STOP!NAGARA DRIVING PROJECT(通称「SNDプロジェクト」)
・NEXCO西日本では、わき見をし「ながら」の運転、スマートフォンを操作し「ながら」の運転、運転手の身勝手なあおり運転(イライラし「ながら」運転)など、高速道路での交通事故につながる危険運転を撲滅し、交通事故ゼロを目指すべく、持続的な交通安全啓発活動を実施している。
6.渋滞緩和に向けた呼びかけ
ユーザーのちょっとした心掛けで渋滞の緩和に繋がるという。
(1)速度を低下させない
・上り坂など速度低下を注意喚起している場所では、速度回復に協力を呼びかけ。
(上り坂などの渋滞発生箇所付近において、LED標識で「速度低下注意」や「速度回復願います」を表示)
(2)車間距離をつめ過ぎない
・走行中は余計なブレーキを踏まないように十分な車間距離を確保。
(3)追越車線に集中しない
・渋滞中における必要以上の車線変更は、更なる渋滞の悪化を招く。