西日本鉄道は、フィリピン・アンティポロにおいて、フィリピンの住宅デベロッパー・アクセイア デベロップメント コーポレーション(以下、アクセイア社)と共同で、実需向け低層マンションを開発すると発表した。
同社グループは、“修正”第15次中期経営計画の重点戦略として、海外不動産事業の収益拡大を推し進めており、現在ベトナム、インドネシア、アメリカ、タイの4カ国において、住宅・収益不動産等を展開している。
今回、海外不動産事業のさらなる拡大を目指し、同社の住宅事業として初めてフィリピンに進出するとのことだ。
フィリピンは、長期的な経済成長と人口ボーナスにより堅調な住宅需要が見込める有望なマーケットと見ており、今後の海外不動産事業において重要な国の一つになると位置付けているとしている。
同開発は、アクセイア社と共同で、約4haの敷地にて、中間層向けの低層マンション77棟462戸を開発するプロジェクト。
アクセイア社は戸建を中心とした中間層向け住宅開発において豊富な実績を持つデベロッパーで、フィリピンの住宅マーケットを熟知する、有望な事業パートナーであるとのことだ。同プロジェクトへの参画をきっかけに今後戦略的パートナーであるアクセイア社と連携し、フィリピンでの不動産開発を進めていくとしている。
フィリピンの首都マニラの東部に隣接するアンティポロは人口が約88万人で、マニラ近郊ながら豊かな自然に恵まれており、高台に位置するため周辺地域より涼しい気候である都市。
また、住宅街が多く、中心には商業施設や路面店もあることから居住環境が整っており、歴史的建築物もあることから観光客の流入も盛んで、賑わいのある地域でもあるという。
同案件は、マニラの中心地から東に約20km、車で約35分の距離に位置し、マニラへの通勤が便利な好立地に開発するとのことだ。
同社では、今後も同案件を皮切りに、フィリピンでのさらなる事業展開を目指すとともに、既存の進出国においても海外不動産事業のノウハウの蓄積を進め、収益基盤の拡大に努めていくとしている。
同開発の概要
※同開発概要は現行の計画に基づくもので、今後変更の可能性があるとのこと。
【建設地】フィリピン リサール州 アンティポロ
【タイプ】実需向け低層マンション
【敷地面積】約40,974㎡(約12,394坪)
【総戸数】462戸
【着工時期】2023年7月
【竣工時期】2024年5月
【計画位置】
マニラの中心地から東に約20km、車で約35分の距離に位置