観光庁は現在実施中の県民割の期間を7月14日宿泊分まで延長を発表したほか、7月前半より全国を対象とした観光需要喚起策「全国旅行支援」を行うと発表しており、この夏におでかけを考える人が多くなることが予想されるという。

そこで、駐車場予約アプリ「akippa」を運営するakippaは、akippaユーザーを対象に「夏のおでかけ」に関するアンケート調査を実施し、結果を発表した。

【調査結果】

・今年の夏にしたいこと「山でBBQ(66.4%)」が「海で海水浴(33.6%)」を上回る結果に

最初に今年の夏は「海で海水浴」と「山でBBQ」、どちらがしたいかを聞いたところ「山でBBQ(66.4%)」が「海で海水浴(33.6%)」上回る結果となった。

2018年におこなったアンケート調査でも「山でBBQ(56%)」派が多数という結果になっているという。

2018年

・キャンプ需要の増加や海開きの再開などコロナ禍の影響も

山でBBQ派の理由を見てみると「涼しそうだから」「泳げないから」「海はベタベタするから」「海は混雑するから」等が挙げられた。

海で海水浴派の理由を見てみると「海が好きだから」「山は虫がいて苦手だから」「マリンスポーツをしたいから」「夏しかできないから」等が挙げられたとのことだ。

また、海で海水浴派のなかには「コロナの影響で行けていないから」という理由も挙げられており、コロナ禍で海水浴場の開設中止が続いていた背景もあり、今年の海開きを楽しみにしている人がいることも伺える結果となった。

一方で、山でBBQ派のなかでも、コロナ禍で山やキャンプに興味を持ったという人もおり、夏のおでかけ事情もコロナ禍で変化が生まれていることが明らかとなった。

・年代が上がるほど「山でBBQ」が人気の傾向

年代別に見てみると「海で海水浴」は比較的若い世代に人気であることに対し「山でBBQ」は年代が上がるほど人気であることが分かる。

「山でBBQ」派のなかには、水着になれる年代ではないという理由を挙げる人もおり、年代関係なく楽しむことができる「山でBBQ」が多数になったと推測できるという。

・今年の夏にでかけたい都道府県の第一位は「北海道(12.5%)」新型コロナウイルス感染拡大前の調査と同様の結果に

次に今年の夏にでかけたい都道府県を聞いてみたところ、「北海道(12.5%)」が第一位という結果に。

「北海道」や「長野県(9.9%)」などの避暑地が好まれている一方で、リゾート気分を味わえる沖縄県(8.7%)も上位にランクイン。

2019年に実施した夏にでかけたい都道府県ランキングでも北海道(10.7%)が第一位となっており、新型コロナウイルス感染拡大前から変わらず北海道は人気のおでかけ先ということがわかる結果に。

また、2019年のランキングでは「大阪(3.9%)」と「東京(3.4%)」がランクインしている一方で、今年のランキングでは「神奈川県(5%)」と「兵庫県(3.9%)」がランクインしており、今年の夏は都市圏ではない場所への旅行を考える人も多いとのことだ。

・車ででかける際の困りごとは「渋滞(41.3%)」が最多

最後に車ででかける際の困りごとを聞いてみたところ「渋滞(41.3%)」と答えた人が最多という結果になったという。やはり夏休みシーズンのおでかけの際は混雑を懸念する人が多いことがわかる。

次いで「車内の暑さ(21.3%)」が多く、夏ならではの困りごとが挙げられたとのことだ。

・3割近くの人が駐車場に関する困りごとを回答

一方で「駐車場が満車(15.3%)」「駐車場が見つからない(13.1%)」など3割近くの人が駐車場に関する困りごとを挙げている。人気スポット周辺など人が多く訪れるところでは駐車場の混雑も予想される。

また、今年の夏に全国を対象とした観光需要喚起策「全国旅行支援」を行うことが発表されたことで、さらに多くの人の移動があることが想定できる。

akippaは最大30日前から全国にある駐車場の事前予約ができるため、現地で駐車場を探すことなくスムーズな駐車が可能。「おでかけの予定はあるものの駐車場探しに時間をかけたくない」という人は宿泊先のホテルの予約と合わせて駐車場の予約を検討してみることを呼びかけている。

【調査概要】
調査主体:akippa
調査方法:アンケート調査
エリア:全国
有効回答数:5,439 
対象:akippaユーザー
調査対象期間:2022年6月10日〜6月16日