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食べ残しを共通容器で持ち帰り セブン&アイら、環境省の「mottECO導入モデル事業」に採択

セブン&アイ・フードシステムズは、ロイヤルホールディングス、SRSホールディングス、日本ホテルと共同で、環境省「令和4年度地方公共団体及び事業者等による食品廃棄ゼロエリア創出の推進モデル事業等」に応募し、「mottECO導入モデル事業」として採択されたことを発表した。

今回採択されたのは、「パートナーシップによるmottECO導入事業者拡大とツール普及スキームの構築、及び、業界、自治体、教育機関と連携した啓発活動によるmottECO普及促進」事業。

「mottECO(モッテコ)」とは、環境省で、利用者と店舗の相互理解のもとで、飲食店等における食べ残しの持ち帰りをより身近な文化として広めることを目的として開催した「NEWドギーバッグアイデアコンテスト」で大賞に輝いたネーミング。

「食品ロス削減」という大きな社会課題に対し、事業者がmottECO導入と拡大を通じ、競合関係を超えたパートナーシップで取り組み、その解決を図るもので、次の4つを柱として実施するという。

1.業種業態を超えたアライアンスによるmottECO実践店舗の拡大
2.食べ残し持ち帰り用容器等、ツールの共同調達スキーム構築と有償化の検討
3.食品ロス削減と脱プラスチック両立のため、持続可能性が担保された紙素材のmottECO容器実用実験と、宅配やテイクアウト容器へのその応用研究
4.mottECO推進事業者ならではの、実践経験とデータに基づいた啓発活動の実施

具体的には、4社が運営する各店舗で、利用客が食べ切れない料理の持ち帰りを希望した場合、共通の専用容器を渡し、自身の責任において持ち帰ることで、「食べ残したものは自分の責任で持って帰る文化」の普及と啓発を図るものとしている。

なお、同事業についての実施期間は2022年5月31日~2023年2月28日までとのことだ。

セブン&アイ・フードシステムズは、運営するデニーズにおいて、様々な施策の結果、店舗の食品廃棄量を直近5年間で20%以上削減してきたという。※令和元年実績(平成27年比較:売上原単位重)

また、2021年に環境省から「自己責任による食べ残し持ち帰り=mottECO (モッテコ)」が発信されたことを受け、2022年、同業態のロイヤルホストと共同でその導入および普及促進を図り、食品廃棄物の3分の2(デニーズ:重量ベース)を占める食べ残しの削減に取り組んできた。

今年度、より事業者側の意識と消費者行動の変化を促すため、参加企業を拡大し、実施するとのことだ。  

◇mottECO専用の容器(持続可能性を担保した紙でできている)

持続可能性を担保した紙でできたmottECO専用の容器

◇企業別実施ブランド

企業別実施ブランド

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