丸井グループは、渋谷マルイを2022年8月28日で一時休業し、日本初の本格的な木造商業施設としての開業(2026年予定)に向け、建替え工事を行うことを発表した。
渋谷マルイは、今回の建替えで技術革新が著しい耐火木材など構造の約60%に木材を使用するという。
木は、製造過程でCO2を排出する鉄に比べ、成長の過程でCO2を吸収する環境負荷をかけない素材のため、従来の鉄骨造で建替えた場合と比較して、約2,000tのCO2排出量を削減できる見込としている。
また、同建物のデザインは、日本の伝統的な建築技術に着目し、天然素材の使用、太陽光の活用など、自然由来のエネルギーを効率的に利用。開店後も再生可能エネルギー由来の電力を使用するなど、最高水準の持続可能技術を採用し、環境負荷軽減を促進する、よりサステナブルな施設をめざすとのことだ。
出店者も、サステナビリティを意識した環境負荷軽減や社会貢献に取り組む取引先に特化するとし、利用者に新しい体験を提供するとしている。
なお、現渋谷マルイは2022年8月28日に営業を終了し、建物を解体したうえで新たな商業施設に建替えとなり、建替え期間中も渋谷モディは営業を継続するという。
新店舗の詳細については、決定次第、改めて発表するとのことだ。