JTBは、フィリピン南部ミンダナオ島のタグム市において、MIYABIHOUSEが取り組んでいるサステナブルなコンテナ型純水製造給水事業を支援し、2022年5月から安全な飲料水を地域の人々へ提供していることを発表した。
JTBグループは、「心豊かで持続可能な社会の実現」をめざし、サステナビリティ戦略を策定。優先的に取り組む3つのマテリアリティ(重要課題)の一つとして「人々をとりまく環境」を掲げているという。
事業ドメインである「交流創造事業」において、交流がもたらすプラスのインパクトを強化するとともに、マイナスのインパクトの削減にも挑戦しているとのことだ。
マイナスのインパクトには「気候変動」「水資源」「廃棄物」「生物多様性」「人権」等、様々な課題があるが、今回は「水資源」への取り組みの一つとしている。
今回、フィリピンで設置されたコンテナ型純水製造給水システムは、井戸水や水道水をろ過システムで浄化し、安全な飲料水として毎日約2,000人に供給可能に。
電力は通常の電力以外にソーラーパネルも利用し、さらに給水事業が持続可能なものとなるよう、地域に雇用を創出。メンテナンスノウハウの習得など保守・運用に向けたサービスも実施されているという。
JTBグループは、今後も水資源のみならず、「気候変動」「生物多様性」「廃棄物」等の様々な環境負荷削減への取り組みを通じてサスナブルな社会の実現に貢献していくとのことだ。