キリンホールディングス(以下、キリン)は、同社が発見した世界初の独自素材「プラズマ乳酸菌」を通じて免疫ケアを啓発する「キリンのプラズマ乳酸菌で免疫ケア」プロジェクトの一環として、全国の社会人に新生活期の体調に関する調査を実施し、結果を公表した。

調査の結果、新生活期に不調を経験した社会人は7割以上、これから始まる新生活に不安を抱える人は8割に上ることが分かったとしている。

隠れ免疫低下リスク

1.社会人の7割以上が新生活期に「だるさ」や「睡眠不足」などの不調を経験

社会人(22年新卒社員含む。n=1,200)に「新生活が始まる時期(4月~5月)に不調を感じたことがあるか」を尋ねたところ、71.1%が「新生活期に不調を感じたことがある」と回答。

その中でも、直近3か月以内に職場において環境の変化がある人や22年新卒社員は80%以上が「新生活期に不調を感じたことがある」と回答し、社会人全体と比較して、大きく差が出る結果となった。

また、不調を感じたことがある人(n=853)に「どのような不調を感じたか」を尋ねると、「不安感」「だるさ」「睡眠不足」が多いことが判明したとのことだ。

新生活が始まる時期に不調を感じたことがあるか

また、社会人(22年新卒社員含む。n=1,200)に「新生活で不安に思うこと」を尋ねたところ、84.6%が新生活に「人間関係」や「仕事内容」「体調や健康面」などに不安を抱えていると回答し、中でも「仕事・私生活における人間関係」を不安に思う人が多いことが明らかとなった。

また、直近3か月以内に職場において環境の変化がある人や22年新卒社員の90%以上が新生活で不安を抱えており、ここでも社会人全体と比較して、大きな差が出る結果に。

不安があると回答した人(n=1,015)に「人間関係」や「健康面」の不安解消のためにやっていることを尋ねたところ、「積極的にコミュニケーションをとる」「よく寝る」「免疫にいい食品を意識して食べる」などの回答が多く見られたとのことだ。

新生活で不安に思うこと

2.社会人(2年目以上)の6割以上が、新生活や仕事において「隠れ免疫低下リスク」に晒されやすい傾向が判明

社会人(2年目以上。n=800)に「4月からの新生活において、例年とりがちな行動や置かれる環境」を調査。

その結果、合計64.4%の人が、「初めて会う人との会話や挨拶」や「生活リズムの変化」「職場における業務・人間関係の変化」といった、ストレスの原因になりやすく、結果として免疫の低下リスクにつながりやすい行動をとる、またはそのような環境にあることが分かった。

社会人2年目以上の「4月からの新生活において、例年とりがちな行動や置かれる環境」

また、社会人(2年目以上。n=800)に「仕事において、例年とりがちな行動や自身の傾向」を尋ねたところ、合計66.5%の人が「言いたいことを言えずに我慢してしまう」「過去の失敗を思い出し、また失敗すると不安になる」と回答したという。

キリンは、これらの傾向は免疫の低下リスクにつながりやすいため、注意が必要だとしている。

「仕事において、例年とりがちな行動や自身の傾向」

3.社会人に聞いた!新生活や仕事で免疫低下につながると思うアクションTOP3

社会人(22年新卒社員含む。n=1,200)に「新生活や仕事において、免疫低下につながると思う行動や傾向」を尋ねたところ、新生活においては、1位「生活リズムの変化」、2位「職場における人間関係の変化」、3位「職場における業務内容の変化」という結果となった。

また、仕事においては、1位「言いたいことを言えず我慢してしまう傾向」、2位「残業による長時間労働」、3位「過去の失敗を思い出し、また失敗すると不安になる傾向」という結果になったとのことだ。

【左】新生活において免疫低下につながると思う行動や傾向
【右】仕事において免疫低下につながると思う行動や傾向

4.今の自分の体調は平均65.7点。新生活を迎えるにあたって目指す点数は平均75.1点

社会人(22年新卒社員含む。n=1,200)に「現在の健康意識や体調の点数(100点満点)」を尋ねると、健康意識は平均66点、体調は平均65.7点と、あまり満足できていない様子がうかがえる結果となったとしている。

キリンが発行する「免疫チェックシート」に基づく調査を実施した結果、84.6%が該当の項目に4つ以上当てはまり、健康を維持するために必要な生活バランスが崩れて始めている可能性があるという結果が明らかになった。

また、「新生活を迎えるにあたって目指す体調の点数」を尋ねると、現状よりも約10点アップの平均75.1点という結果に。

そして、「体調を整えるためにこの春始めたいこと」を尋ねると、「睡眠の改善」をはじめ、「運動の改善」「食生活の改善」が上位で、「枕を新調する」や「免疫を意識した食事をとる」といった回答も見られたとのことだ。

今の自分の体調について

同調査でキリンは、社会人の多くが新生活期に不調を経験したことがあるだけでなく、春からの新生活に不安を抱えていることが判明したとしている。

中でも、環境の変化がある社会人や初めて社会に出る新卒社員は、社会人全般と比べて不安を抱えている人が約1.4倍多い結果に。

環境の変化によってストレスがかかる機会が多い人ほど、不安が強くなり、「隠れ免疫低下リスク」が発生するという。

キリンは、少しでもリスクを低減するために「言いたいことを我慢してしまう傾向」や「過去の失敗を思い出して、また失敗すると不安になる傾向」などに対し、自分でもう一歩踏み込んで言動してみる意識の改善や悩みや不安が定着する前に友人・家族やカウンセラー、コーチなどにも相談するといった行動に取り組むことも肝要だとしている

また、「健康面」の不安解消や新生活を迎えるにあたって体調を良くするために心がけることとしては、「早寝早起き」「しっかりと寝る」「運動をする」「免疫に良い食品を意識して食べる」といった回答が多く見受けられた。

新生活期に陥りやすい「隠れ免疫低下リスク」の対策としても、日頃から免疫ケアを意識することが大切とのことだ。

<調査概要>
●調査タイトル:社会人の免疫に関する調査
●調査期間:2022年3月28日~2022年3月31日(インターネット調査)
●調査対象者:1,200人 
社会人/2022年4月新卒入社予定の人(各400名)直近3か月以内に転職や異動、昇進、転勤などの環境の変化する予定がある人(400名)

<参考>
キリン『社会人の免疫に関する調査