日本取引所グループは、2月24日のナイトセッション(取引日2月25日)において、日経225オプションのコンプレッション取引(TriOptima ABのシステムを利用)が成立したと発表した。
コンプレッション取引とは、市場デリバティブ取引における建玉の一括削減(圧縮)を目的として、複数の市場参加者間で複数の取引を同時に成立させる立会外取引(J-NET取引)。
レバレッジ比率規制等の国際金融規制によって市場参加者が保有可能なエクスポージャーに制約が生じていること等を背景に、市場参加者からのポジション圧縮ニーズが高まっていることに応えるため、2021年10月から導入しているとのことだ。
同日のコンプレッション取引の結果、合計1,060枚(想定元本275億円)の取引が成立したという。
今後も同社は、市場参加者の利便性向上に資するべく、コンプレッション取引を含め、安全で効率的な市場運営に努めていくとしている。