JR東日本では、オフィスの入退室や電子チケットなどSuicaのIDを様々な認証の鍵として安心して利用できるよう、2020年1月より「Suica認証情報提供サービス」を展開しているとのことだ。

今回「Suica認証情報提供サービス」を導入する法人等(以下、導入企業)を対象に、希望のデザインでSuicaを作れる新しいサービスを開始するとのことだ。

同サービスにより「Suica認証情報提供サービス」の付加価値をさらに高め、グループ経営ビジョン「変革2027」における「Suicaの共通基盤化」を図るとともに、今後もSuicaの利用シーンを広げていくとしている。

1.開始するサービスについて

(1)サービスの特長
「Suica認証情報提供サービス」の導入企業向けのサービス。導入企業の用途に応じて、券面デザインのカスタマイズや希望金額のチャージが可能。

なお、一般客への販売はせず、駅窓口等での販売はしないとのことだ。導入企業向けにカスタマイズしたSuicaの配布・販売等に関する具体的な案内は当該導入企業からとなる。

【「Suica認証情報提供サービス」とは】

Suicaの認証に必要な情報を、安全に提供するサービスです。事前に登録したSuicaのIDと利用時に読み取ったSuicaのIDを照合することで、Suicaを様々な認証用の鍵として利用できる。

オフィスの入退館ゲートやSuica決済でデジタルスタンプがたまるサービスなどに採用されている。

(2)同サービスで発行するSuicaカードについて
・発行枚数10,000枚より対応するという。
※時期や状況により、申込める枚数の上限が変動する場合があるという(申込み発行枚数については別途相談)。
・無記名Suica(氏名、性別、生年月日等の登録ができないSuica)となる。
 ※定期券情報・企画券情報の記録はできない。
・発行時のチャージ額は上限を20,000円として、希望額で設定が可能。
・デポジットは500円。
・チャージ額、デポジットのほか、別途発行費用等がかかる。

(3)申込み受付開始時期
2022年2月25日より

(4)導入イメージ(一例)

2.同サービスの導入予定について

同サービスの最初の導入予定として、「東京ドーム場内完全キャッシュレス化」および「Suicaでの東京ドーム巨人戦入場システム導入」に合わせ、ジャイアンツシーズンシート契約やチケット購入の特典などとして、ジャイアンツオリジナル券面のSuicaを発行。

なお、詳細は後日、読売ジャイアンツ公式ウェブサイト等に記載するとのことだ。