旅行予約サービス「楽天トラベル」は、「2021年 年間人気温泉地ランキング」を発表した。
年間の宿泊人泊数(=宿泊人数×泊数)を温泉地ごとにランキングした結果、静岡県「熱海温泉」と大分県「別府温泉」が8年連続で1位、2位を獲得。
同ランキングは2014年から毎年開催しており、今年で8回目となる。
2021年 年間人気温泉地ランキング
順位 都道府県名 温泉地名
1位 静岡県 熱海温泉
2位 大分県 別府温泉
3位 和歌山県 白浜温泉
4位 群馬県 草津温泉
5位 栃木県 那須温泉
静岡県「熱海温泉」は、昨年熱海市で発生した土砂災害の影響を乗り越えて、8年連続1位を獲得。
「熱海温泉ホテル旅館協同組合」では、被災地域の瓦礫撤去や住民への物資運搬作業などを積極的に支援し、楽天グループでも「楽天クラッチ募金」や復興応援クーポンの配布を行ったという。
また、県内からの宿泊人泊数が前年同期比+68.7%(約1.7倍)と伸長したことも、熱海の復興を支えたとしている。
老舗の温泉宿や和菓子店と他業種がタッグを組んだスイーツ店の開業が続き、様々なメディアで話題になるなど盛り上がりを見せているとのことだ。
大分県「別府温泉」も8年連続で2位にランクイン。
大分県では、感染予防対策を講じている宿泊施設を対象とした割引キャンペーンの継続的な実施に加えて、大分空港が人工衛星の打ち上げ拠点に選ばれたことを受けて「宇宙人割」を展開するなど、ユニークさでも話題を集めているという。
また、昨年は新規開業やリニューアルした宿泊施設が相次ぎ、別府温泉における「楽天トラベル」登録宿泊施設の部屋数は2021年の1年間で600室以上増えており、今後ますますの発展が期待されるとのことだ。
3位の和歌山県「白浜温泉」は、2020年7月から継続的に行っている県内旅行促進キャンペーンがランクインに寄与。同県民の前年同期比は+65.8%(約1.7倍)と、コロナ下でも2年連続で堅調に伸長し、同ランキング8年目にして初のトップ3入りとなった。
また、白浜温泉で例年開催される花火大会の日程を分散して混雑を避けるなど、コロナ下でも工夫しながらイベントの再開を図っているという。
さらに、白浜町は、楽天グループが運営するふるさと納税ポータルサイト「楽天ふるさと納税」で「楽天トラベルクーポン」を返礼品として取り扱いを開始し、観光促進に力を入れているとのことだ。
2021年 年間人気温泉地ランキング 概要
集計日:2021年1月5日
集計方法:楽天トラベルに登録している全国の温泉地を対象に、以下の宿泊期間における宿泊者の人泊数(=宿泊人数×泊数)を温泉地ごとに集計。
宿泊期間:2021年1月1日~2021年12月31日