パ・リーグ6球団およびパシフィックリーグマーケティング(以下、PLM)とメルカリは、2021年12月(予定)より、パ・リーグ6球団として初めてNFT(Non-fungible token)事業で連携し、パ・リーグ6球団の名場面やメモリアルシーンをコレクションできる「パ・リーグ Exciting Moments β」の提供を開始すると発表した。
なお試合映像を使ったNFT事業にスポーツリーグが参入するのは日本初の試みであるという。
また、本日よりパ・リーグ6球団所属選手の直筆サインボールが当たる「公式Twitter フォロー&リツイートキャンペーン」を実施するとのことだ。
■「パ・リーグ Exciting Moments β」概要
「パ・リーグ Exciting Moments β」は、パ・リーグ6球団の記憶に残る名場面やメモリアルシーンを捉えた動画コンテンツを自分だけのコレクションとして保有できるパ・リーグ6球団公式のサービス。
初期ラインナップ「Series 1 – ’21 Season Best Players」は、2021シーズンで特に活躍した選手を中心に計18プレーを収録予定。
シーンや選手に応じて、★の個数でレアリティが付いており、専用ウェブサイトで簡単に購入できる。
通常の試合の公式映像は、ダウンロード等は禁止されているが、購入したコンテンツは、ダウンロードしてユーザー自身で保有したり、サービス内機能を活用時のみSNS等でシェアも可能であるとのことだ。
■「パ・リーグ Exciting Moments β」提供背景
昨今新型コロナウイルスの感染拡大等により、プロ野球においては無観客や観客上限を定めての試合開催が続いている状況下で、各球団では従来であれば主要な収益ポイントとなるチケット販売、飲食販売、グッズ販売等の機会が大きく減少。
前年比半減近い売上となった球団もあるなど、業界全体で厳しい事業環境が継続している。
また、より中長期的な課題として、球場にファンが訪れることで生まれていた直接的なコミュニケーションの機会が失われることによるファンの減少などの可能性があるとのことだ。
パ・リーグ6球団およびPLMはこれまで、球場での6球団共同イベントの開催はもちろん、球場の外でも、リーグ公式動画配信サービス「パーソル パ・リーグTV」やYouTubeチャンネルの運営など、特にデジタル領域においてテクノロジーを利活用し、ファンに新たな価値を提供すべく様々なチャレンジを続けてきた。
一方、メルカリは、2013年7月にフリマアプリ「メルカリ」のサービス提供開始以来、誰もが簡単かつ安心・安全にモノの売買ができるサービスとして、現在では月間利用者数は約2,000万人、累計出品数は25億品を突破するなど、多くのユーザーに利用されるマーケットプレイスとして拡大を続けている。
また、2021年4月にメルコインを設立し、暗号資産やブロックチェーンに関するサービスの企画・開発を行ってきた。
今回、両社が連携することで、まずはプロ野球ファンへ、自分の好きなシーンを購入し、いつでも視聴でき、自分だけのコレクションとして保有できるサービスからスタート。
今後は、メルカリがフリマアプリ「メルカリ」で培ったマーケットプレイスの知見を活かし、来年を目処にブロックチェーンを活用したサービスの提供やコレクションの再販機能の提供など、ユーザー同士のコミュニティ活性化を目的としたマーケットプレイスの構築も検討していく予定であるとのことだ。
パ・リーグ6球団およびPLMが持つ豊富で貴重なコンテンツとメルカリが持つマーケットプレイスの知見と技術力を融合し、新たなスポーツビジネス、ファンコミュニケーションの形を構築していくとしている。
■「パ・リーグ Exciting Moments β」詳細
■「公式Twitterフォロー&リツイートキャンペーン」詳細