ブリヂストンは、2021年2月16日に発表した中期事業計画(2021-2023)において、ポートフォリオ経営を推進し、多角化事業については、事業再編などを通じ、シャープにコアコンピタンスが活きる事業にフォーカスすることを発表している。
その上で、経費・コスト構造改革とプレミアムビジネス戦略の推進からなる「稼ぐ力の再構築」をベースに、戦略的成長投資を進め、環境変化に対応しながら着実に成長する“強い”
ブリヂストンへの変革を目指しているとのことだ。
その一環として、今回ブリヂストンは、国内グループ会社であるブリヂストンスポーツ(以下、BSP)が保有するブリヂストンテクニファイバーシーオーリミテッド(以下、BSTF)の全株式に関し、ヨネックス(以下、ヨネックス社)に売却することを決定。
売却価額は非公開。なお、BSPのテニス事業については、2020年12月31日をもって既に撤退しているとのことだ。
BSTFとその再編の概要は下表のとおり。
同社は、従業員、地域社会およびユーザー・サプライヤーに対して、その影響が最小限となるよう適切に対応していくとしている。
ブリヂストングループは、事業環境の変化に応じたポートフォリオ経営を推進し、将来にわたって社会価値・顧客価値を創出し続けるサステナブルなソリューションカンパニーへと進化していくという。
なお、同件が当期連結業績予想に与える影響は軽微であるとのことだ。