デルタ航空は、11月8日より、米国に入国する全ての渡航者に対し、ワクチン接種の完了が入国要件に加えられたことを受け、Delta FlyReadyに新機能を追加したと発表した。

これにより、従来の新型コロナウイルス検査の陰性証明に加え、ワクチン接種証明書も直接アップロードでき、認証されるようになるという。

Delta FlyReadyは、今夏より米国発の国際線利用者に利用されていたが、今回のアップデートにより、米国行きの国際線の利用者も利用できるようになったとのことだ。

このツールにより、利用者の渡航先で必要とされる入国要件が、健康関連書類以外のものも含めて一覧で表示されるため、簡単に旅行の準備を進めることが可能としている。

ホームページdelta.comの「旅程」、またはFly DeltaアプリからDelta FlyReadyにアクセスすると、目的地として設定されている都市の入国要件が自動的に表示され、出発前に必要な手続きも表示される。

健康関連書類をアップロードし、入国要件が満たされると、利用者の搭乗券に旅行の準備が整ったことが表示されるとしている。

またデルタ航空では、「デルタ・ディスカバー・マップ(英語)」もアップデートし、ワクチン接種の有無などの健康関連の入国要件から、目的地を検索できるようにする予定を示している。

デルタ・ディスカバー・マップを使うことで、国や地方自治体、国際航空運送協会(IATA)が発行している情報から厳選されたデータを、絞り込み、検索し、表示させることができ、旅行前に準備しなければならない入国要件を一目で確認することが可能。

また、「ビーチ」や「都市」など目的地のタイプから、渡航先を絞り込むことができ、希望の旅のスタイルに合う場所に行くためには、どのような要件が必要かを把握することができるという。

なお、Delta FlyReadyへの入力が完了しても、旅行当日には、渡航先の入国に必要な陰性証明やワクチン証明などの書類を持参するよう呼びかけており、Dela FlyReadyの認証は、政府が提出を求める他の書類の代用にはならないとしている。