Amazonが提供するライブストリーミング配信プラットフォーム「Twitch」は、iOSでの月額制定期購入サブスクが利用可能になったと発表した。
Twitchは、2019年にiOSの視聴者にもTwitchでお気に入りのクリエイターにサブスクする喜びを感じてもらいたいと考えiOSサブスクトークンをリリース。
サブスクすれば、広告なし視聴やサブスクライバー限定チャット、カスタムスタンプなど、Twitchでの体験をパーソナライズしてさらに充実させる様々な特典が利用可能になるとしている。
しかしコミュニティからは、定期購読ではないiOSのサブスクトークンはお気に入りのクリエイターを継続的に支援してサブスクライバー特典を楽しむことの妨げになるという意見が寄せられていたため、変更を行ったとのことだ。
Twitchアプリを最新バージョンにアップデートすると、iOSの視聴者は定期購入サブスクが利用可能になる。
Twitchアプリがアップデートされると、残っていたサブスクトークンはすべて引き換えられ、視聴者はわずか3回のタップでサブスクライブできるという。
これにより、チャンネルに積極的にサブスクライブしたいと考えている限り、iOSユーザーがサブスクライバー特典へのアクセスを失ったり、連続サブスク記録を失うことがなくなり、また支援の輪を広げるために、コミュニティ向けや1人のユーザー向けのサブスクギフトの購入も容易になったとのことだ。
iOSサブスクトークンから定期購入サブスクにスムーズに移行できるよう、移行のための猶予期間を設けているという。移行期間のスケジュールは以下の通り。
まず最初に、iOS版Twitchアプリを最新バージョンに更新する必要があり、これによって定期購入サブスクに直ちにアクセス可能になるとのことだ。
まだトークンが残っていても利用可能で、アプリ内に残っているトークンをすべて引き換えた後に定期購入サブスクの利用が始められるという。
なお、2021年12月1日を過ぎると新たにサブスクトークンを購入することができなくなるが、未使用のまま残っている手持ちのトークンは利用可能。
2022年1月10日より、iOSアプリ上でサブスクトークンの購入および利用が完全に無効化されるため、iOS版Twitchアプリで購入するサブスクはすべて月額制の定期購入サブスクになるという。
この時点でまだサブスクトークンが残っていた場合は、Appleによって払い戻しが行われる。
なお、モバイルアプリストアのパートナーとの契約の一環として、一部の地域でiOSのサブスク価格を調整。
南アフリカおよびヨーロッパの一部の国では若干の値上げとなり、アジア太平洋および中南米の一部の国では若干の値下げに。新価格はTwitchアプリがiOS11.9以降にアップデートされた際に適用されるとのことだ。