ヤマハは、北海道と相互に連携・協力しながら協働事業に取り組むことを目的とした包括連携協定を、2021年10月1日付けで締結したと発表した。

包括連携協定を締結

ヤマハグループが生産するピアノや弦打楽器、木管楽器などの多くは主に木材で作られており、また機能性や質感の良さなどから、電子楽器やスピーカーなどにも木材が多く使用されているという。

ヤマハは、事業活動に欠かすことのできない高品質な木材のサステナビリティを実現するため、地域コミュニティや大学などの研究機関と連携した「おとの森」活動を展開し持続可能な森づくりを目指していくとのことだ。

2016年3月にはヤマハ子会社の北見木材と、オホーツク総合振興局、遠軽町との三者で協定を締結。

ピアノの音を豊かに響かす響板の材料として使われてきたアカエゾマツの持続的な森づくりや木育活動に協力して取り組んできたという。

同包括連携協定締結により、今後は両者の協力体制のもと、北海道全域において以下の取り組みを進めていくとしている。

(1)サステナブルな森林の育成と利活用
(2)次世代人材育成への取り組み
(3)音楽文化普及への取り組み
(4)環境保全への取り組み他

ヤマハは、「おとの森」活動を通じて北海道に豊かな森を育み、次世代へとつないでいくことでこれからも地域社会とともに新たな感動と豊かな文化を創り続けるとのことだ。