3Hクリニカルトライアル(以下、3H)が運営する治験情報サイト「生活向上WEB」で、日本の製薬メーカーが開発する新型コロナウイルスに関するワクチン治験に参加したいと希望する方が14,000人を超えたことを発表した。

治験情報サイト「生活向上WEB」

現在、デルタ株といった変異株の影響などもあり、かつてないスピードで新型コロナウイルスの感染が拡大。ワクチン接種も進み始めているものの、ワクチンが不足するといったことも指摘され、予断を許さない状況にあるとのことだ。

こうした背景もあり、一刻も早い国内産のワクチン開発を求める声も大きくなっているという。

3Hでは、2020年6月より新型コロナウイルスに関する様々な研究開発に、被験者募集や臨床研究業務支援、システム開発などを通して支援。

2021年3月からは、国産の新型コロナウイルスに関する治験などの研究に協力できる治験ボランティアの募集を開始したとのことだ。

現在、国内のコロナワクチンの治験に協力したいと回答している方の登録は、14,000人を超えているという。国産ワクチンの研究が活発化していくなか、3Hは今後も治験ボランティアの人々の協力のもと、研究促進に貢献していくとしている。

また、新型コロナウイルスの罹患者の治験ボランティア登録も増えているとし、治療薬や臨床研究など新型コロナウイルスに関する様々な研究に関してもサポートしていくとのことだ。