Hondaは、サステナビリティ(持続可能性)に関する考え方や、重要課題に基づく活動および実績をまとめた「Honda Sustainability Report 2021」(以下、サステナビリティレポート2021)を発行したと発表した。

Honda、サステナビリティレポート2021発行

サステナビリティレポート2021では、新たな経営体制となったHondaの目指す姿および環境・安全の新目標達成に向けた中長期戦略についてトップによる決意を述べるとともに、2030年ビジョン実現に向けた重要課題への取り組みと国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」への貢献との関連性など、Hondaの企業活動をまとめて紹介している。

また、2020年度は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行で、外出自粛やソーシャルディスタンス確保への対応、衛生用品や医療機器不足への対応などに迫られた1年となったが、Hondaも、世界各地域の従業員が一丸となって、製品・技術・人を通して自分たちにできる最大限のことに取り組んできたという。

サステナビリティレポート2021では、社会貢献活動に関する取り組みとして、こうしたコロナ禍においてグローバルで取り組んだ主な活動を紹介しているとのことだ。

なお、「サステナビリティレポート2021」は、GRIスタンダードが定める準拠方法の一つである「包括(Comprehensive)」オプションに準拠しているという。

その中で定められている索引の記述方法である「GRI内容索引(Content Index)」については、昨年に引き続きGRIが検証し正確性も証明されているとのことだ。

トップメッセージ

Hondaは、今後もサステナビリティレポートを通じて、Hondaグループの企業活動における社会へのさまざまな関わりについてステークホルダーに報告し、その意見をこれからのサステナビリティ経営に繋げることで企業価値を高めるよう努力していくとのことだ。

そして、持続可能な社会の実現に貢献していくことで、「存在を期待される企業」であり続けることを目指していくとしている。