楽天グループ(以下、楽天)および楽天メディカルジャパンは、5月から開始した国内初の産学官連携により1日あたり7,000回以上の接種能力を目指す「ノエビアスタジアム神戸」での大規模接種オペレーション(以下、神戸モデル)を、全国に展開し、ワクチン接種可能数の拡大を図ることを発表した。
「神戸モデル」では、産学官連携体制を構築するとともに、受付から接種までの所要時間を約4分まで短縮できるオペレーションや、接種者側が衝立を挟んで2つのブースに入れる構造を採用するなど、最少人数で安全かつ迅速な接種を実現。
また、オンライン予診も導入し、医師が接種会場に来ることなく接種業務を担える体制を整備することで、効率的な医師の確保を可能にしているという。
「神戸モデル」の運営ノウハウを汎用的なガイドラインやマニュアルとしてまとめ、すでに要望がある全国約30の観光地の温泉組合・自治体・企業等に提供することを決定しているとのことだ。
今後も、「楽天トラベル」等を通じて、要望に応じて提供していくとともに、設計・運営ノウハウに関わるコンサルテーションや協力も行い、全国的な接種拡大へと貢献していく予定を示している。