働き方改革によって世間で副業が容認され、従来の働き方や稼ぎ方の思考が見直されてきている。そのなかでハードルが高いイメージの「投資」に注目が集まり始めている。

「20〜30代女性のお金の使い方」に関するアンケート調査結果公開

ソーシャルレンディング比較サービス「クラウドポート」を運営する株式会社クラウドポートは20~30代の女性のお金の使い方に関してのアンケート結果を公表した。

結果としてはまず「夏休みにお金を使いすぎたと感じますか?」という質問に対し55.3%は使いすぎたと回答。その使いみちは以下のような結果となった。

  • 食事・飲み代(60.3%)
  • レジャー(プールや海、山など)(42.7%)
  • 買い物(41.7%)
  • 国内旅行・海外旅行(32.3%)
  • 趣味(17.1%)
  • その他(4.0%)

次に、「お金を使いすぎた場合にどのような対策を取りたいと考えているのか」という質問に対しもっとも多かったのが節約する(66.7%)という回答になった。続いて、フリマアプリで所持品を売る(25.0%)、バイトや副業をする(22.5%)という結果となり、資産運用を考える・行うは17.2%に止まった。

「お金を増やしたいと思ったことはありますか?」という質問は96%の人が増やしたいと回答する結果となった。

増やしたいと回答したユーザーのなかで、どのような方法に興味があるか質問したところ以下のような結果となった。

  • 貯金(68.3%)
  • バイトや副業をする(53.0%)
  • フリマアプリを活用する(42.7%)
  • 投資・資産運用(19.9%)
  • 興味なし(4.0%)
  • その他(0.3%)

依然として貯金が多いものの副業が解禁された影響もあり、副業で稼ぐという考え方も主流になりつつある。

最後に「投資や資産運用に対して、どれくらい興味がありますか」という質問では6割以上の人が資産運用に興味があると回答した。その中で実際に始めている人やもうすぐ始める人は17.5%に留まった。

機会があればチャレンジしたい(43.9%)と投資に興味はあるものの、一歩を踏み出せないでいることが判明した。その要因としては難しそう・怖い(63.9%)と回答した人がもっとも多く、投資の不安定なイメージは払拭しきれていないようだ。

「もし資産運用するとしたら、どのような金融商品を選びますか?」にはリターンは小さいが比較的保全性が高いものが38.3%、少額から投資できるものが26.1%、ほったらかしでもできるものが18.9%となった。やはりリターンが小さくとも安全確実という投資方法が運用へのハードルが低い商品を求めているようだ。

お金の稼ぎ方は従来のやり方以外も少しずつ広がり始めた

副業や投資に関しては少しずつではあるが確実に認知され始めている。数年前まではマイナスイメージが先行し、ほとんどの人は投資をしていないのが現状であった。しかし、今回の調査ではすでに17%の人が始めていることが判明した。

ソーシャルレーティングや投資信託など手軽に始めやすい投資が登場してきているため、今後はこのような動きが活発になるかもしれない。

img:PR TIMES