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サイシード、コロナワクチン予約システムを全国の医療機関向けに提供開始

サイシードは、同社の開発する『新型コロナウイルスワクチン接種専用予約管理システム』(以下、コロナワクチン予約システム)を、全国の医療機関向けに提供開始すると発表した。

医療機関向けのシステムは、150以上の自治体(1,800万人以上が対象)に提供している自治体向けの『コロナワクチン予約システム』を医療機関向けに改修したもので、病院患者の専用予約枠や2回目自動予約機能を実装。

まずは、兵庫県尼崎中央病院に2021年6月10日より提供するとのことだ。

自治体向け『コロナワクチン予約システム』の概要

サイシードが開発したコロナワクチン予約システムは、新型コロナウイルスのワクチン接種の予約および接種実績登録を行うためのシステム。

2021年3月から提供を開始し、度重なるアクセス集中に対して一度もシステム停止を起こすことなく、高齢者接種の円滑な運営に貢献してきたとしている。

医療機関向けに『コロナワクチン予約システム』を提供する背景

4月23日に政府から「7月末までに高齢者接種を完了する」という新たな目標がかかげられた。

一方で、5月24日に政府が公表した新型コロナワクチン接種状況は医療従事者を含めて約710万人(2回接種完了者292万人)、4月より開始された全国65歳以上の高齢者3,600万人の接種も1回目終了者で6%、2回目終了者は0.5%程度とまだ始まったばかりの状態であるとのことだ。

そこで新たな取組として、自治体と地域の中核病院が連携し、病院主導でかかりつけ患者および地域住民へのワクチン接種を進める動きが出てきているという。

サイシードは、そのような医療機関向けに様々な改修を加えたコロナワクチン予約システムを提供することで、7月末までの高齢者接種完了を全力で支援していくとしている。

<医療機関向けシステムの特徴>

  • 一般接種用と、自医院の患者用の予約枠を別々に作成できる
  • 医療機関側で接種券番号を事前に登録しなくても、予約ができる
  • 1回の予約で、3週間後に2回目の予約も同時に取得できる
  • 医院で管理していた過去の予約も、統合管理できる

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