NEC、スマートバス停を徳島バスで採用 4月より運用開始
NECネクサソリューションズが開発、サービス運営する「バスナビゲーションシステム」は「スマートバス停」との連動を実現し、徳島バスに採用され、2021年4月より運用開始したと発表した。
スマートバス停は、YE DIGITALと、西鉄エム・テックとが共同開発した「スマートバス停」が採用されたとのことだ。今回のスマートバス停の採用は四国で初となる。
なお、今回のスマートバス停の導入は、徳島県が実施した「徳島県公共交通応援事業」の一環として実施されたという。
各社の役割
徳島バス：路線バスの運行
NECネクサソリューションズ：バスナビゲーションシステムの提供およびスマートバス停の販売
YE DIGITAL、西鉄エム・テック：スマートバス停の開発および導入支援
スマートバス停とは
デジタルサイネージにバスの運行時刻表はもちろん、その他の告知文や広告などをリアルタイムに表示できるバス停のことで、特定の曜日や時間帯の時刻を大きく、わかりやすく表示できるなど、利用者の利便性向上にも寄与する機能を備えている。
また、遠隔操作やGTFS-JP（標準的なバス情報フォーマット）連携により、時刻表作成業務の自動化や、貼り替え作業が不要となるため、バス事業者のDX推進に大きな効果が期待されるとのことだ。
現在では全国71箇所へ導入が進んでいる（2021年5月現在）。
NECネクサソリューションズはスマートバス停の導入事例を積み重ねることで、ユーザーの利便性の拡充と公共交通ネットワークの発展に貢献していくとしている。