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Amazonは4月27日、同日に発表した10.1インチフルHDディスプレイを搭載した新世代のタブレットをベースとした、新世代「Fire HD 10キッズモデル」を発表した。
新しいFireキッズモデルには、子どもの好奇心や興味を広げる数千点ものキッズ向けコンテンツが1年間使い放題で楽しめる「Amazon Kids+」と、新しく持ち手がついた保護カバー、2年間の限定保証がセットになっているという。
さらに、「Amazon Kids+」には、子どもの成長に伴うニーズの変化に合わせて使えるよう、新しいUIやコンテンツ、アプリなどを追加し、サービスの充実を図ったとのことだ。
Fire HD 10キッズモデル
Fire HD 10キッズモデルは、10.1インチのフルHDディスプレイを搭載する新世代Fire HD 10シリーズで、32GBの内部ストレージと3GBのRAMや、5メガピクセルのリアカメラを採用しています。また、3歳~12歳の子どもを対象に、新しいカラーバリエーション(スカイブルー、アクアマリン、ラベンダー)で、持ち手がついて便利になったスタンド付きキッズカバーや、1年間使い放題で楽しめる「Amazon Kids+」、2年間の限定保証がセットになって、成長に合わせて長く使えるタブレットであるとのことだ。
Amazon Kids+におけるアップデート
「Amazon Kids+」は、子ども向けにAmazonのキッズ向けコンテンツチームが選んだ数千点以上もの書籍やビデオ、学習アプリ、ゲームを提供している子ども向けサブスクリプションサービス。
2019年に日本で提供を開始して以来、多くのユーザーに好評であるという。今回、新世代のFireキッズモデルの発表に合わせ、新たにコンテンツを拡充したり、さらには年齢が上の子ども(6才~12才)を対象に、子どもっぽさを抑えより洗練されたデザインのUIを用意するなど、長期に渡って楽しめるようサービス強化を図ったという。
主なサービス拡充は以下の通り。
・コンテンツ拡充:
Amazon Kids+は、良質なエンターテイメントと教育コンテンツにさらに選択肢の幅を広げ、より上の年齢の子どもも利用できるよう、コンテンツを拡充。
子どもは、「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」、「こども六法」、「名探偵テスとミナ 消えたかんむりのなぞ」、「なぜ僕らは働くのか 君が幸せになるために考えてほしい大切なこと」、「織田信長 ―炎の生涯― 戦国武将物語 (講談社青い鳥文庫)」、「ポケモン サン&ムーン ぜんこく全キャラ大図鑑 上 (ポケットモンスターシリーズ) 」、「キャラクター超ひゃっか すみっコぐらしひみつじてん」などの本、「ことわざマスター」や「四字熟語マスター」などの学習コンテンツなど、数千点ものコンテンツの中から選択することができる。
・音楽:
今回、USEN-NEXT GROUPのUSENが協力し、オリジナル音楽アプリ「USEN Kids」を提供。
「USEN Kids」は「こどもの成長を見守り、一年中楽しめる音楽アプリ!」をコンセプトにAmazon Kids+向けに開発した、こども向けコンテンツを提供する音楽アプリ。今回のリリースにあわせて作曲家の中村由利子さん(代表作:「ノナの星」三鷹の森ジブリ美術館短編アニメーション映画『星をかった日』主題曲)、作詞家のもりちよこさん(代表作:「ケロッ!とマーチ」『ケロロ軍曹』主題歌)、歌手の井上あずみさん(代表作:君をのせて『天空の城ラピュタ』主題歌)の3名が協力し、同アプリのために制作された新曲もリリース。
音楽のほかにも、NHKの小学生のための英語講座や声優による童話の読み聞かせなど、知育コンテンツも豊富に取り揃えているという。
・子どもっぽさを抑え、より洗練されたUIと使い勝手:
見た目も使い心地も“大人っぽい”タブレットをテーマにした新しいUIが登場。さらに、新しく追加されたタブ、「おすすめ」では、新しいおすすめコンテンツを見つけやすいようにパーソナライズされた画面表示となり、「ホーム」では利用時間設定、ベットタイム設定の一覧や各コンテンツへの簡単なアクセスができるようになっているという。
なお、FireキッズモデルやFireタブレットを持っているユーザーは、新UIへのアップデートをAmazonペアレントダッシュボード上から行うことが可能。
「Amazon Kids」は、利用時間やデジタルコンテンツの管理を子どもの成長に合わせて簡単に設定することができるペアレンタルコントロールアプリ。
毎日の目標や、年齢フィルタ、利用時間の制限を平日と週末ごとに、それぞれ設定することも可能であるという。
さらに、「学習タイム」の機能を使用すると、学習目標が達成されるまでエンターテイメント系コンテンツへのアクセスをブロックすることも可能。
また、保護者が許可するアプリをAmazon Kidsへ追加することで、子どもが楽しむコンテンツの選択肢をさらに増やすことも可能。たとえば、すでにHuluに加入している家庭は、保護者がHuluアプリをAmazon Kidsへ追加することで、Amazon Kidsでも楽しむことができるとのことだ。
これらの設定は、デバイス上またはAmazon ペアレントダッシュボードで管理することができるとしている。
Amazon.com Kids & Kids+担当ジェネラル・マネージャーのカート・バイドラー(Kurt Beidler)は、次のように述べている。
「新しいFireキッズモデルを多くの子ども、そして保護者の皆様に気に入っていただけると期待しています。子どもたちは、好奇心が広がってくるとより挑戦してみたいことが多くなるので、タブレットもそれに合わせて成長する必要があると考えました。この度のAmazon Kids+のアップデートにより、子どもたちはさらに幅広いコンテンツにアクセスすることが可能になり、自由かつ、安全にコンテンツをお楽しみいただけるようになっています。そして、Amazon Kidsのペアレンタルコントロールは、子どもが成長しても安心してご利用いただけるよう、柔軟性も備え、それぞれのご家庭のスタイルに合わせたサービスをご提供します。」
購入方法と出荷開始時期
新世代のFire HD 10キッズモデルは、19,980円(税込)。Amazon.co.jpで、4月27日から予約受付が開始され、出荷開始は5月26日を予定。
また、Fire HD 10キッズモデルは、エディオン、ケーズデンキ、コジマ、上新電機、ソフマップ、ビックカメラ、ヤマダ電機でも5月下旬より順次発売開始を予定しているとのことだ。
FireタブレットシリーズやKindleシリーズでは、Amazonが提供するペアレンタルコントロール「Amazon Kids」を無料で利用できる。
数千点以上のコンテンツを提供する子ども向けサブスクリプションサービス、「Amazon Kids+」は、プライム会員は月額480円、プライム会員以外は月額980円の支払いで楽しめる。
また、Androidデバイスでは、「Amazon Kids+」のアプリを利用できるとのことだ。