auじぶん銀行は、2021年4月23日から、住宅ローンにおいて同性パートナーを連帯保証人および担保提供者とした申込みを可能にすると発表した。
auじぶん銀行は2020年9月にSDGs宣言を行い、ダイバーシティへの取り組みを推進する中で、多様性を尊重すべく、あらゆるユーザーがサービスを利用できる環境の実現に向けサービス拡充の検討を進めてきた。
同対応は、法的な婚姻関係のないLGBTのカップルが共に居住する住宅の取得に際し、住宅ローンを共同で利用することを目的としたもの。
auじぶん銀行の住宅ローンでは、同一物件に対して一定の条件のもと、2人の利用客がそれぞれ住宅ローンを組む「ペアローン」と、申込者本人以外の収入を合算する「収入合算」での申込みが利用できるという。
今回の対応により、同性パートナーとのペアローンの申込みや、同性パートナーの収入を合算しての申込みが可能となります。「ペアローン」の場合は利用する2人の利用客がそれぞれ互いの住宅ローンの連帯保証人となり、「収入合算」の場合は収入合算者が連帯保証人となる。
また、借入対象の土地・建物を同性パートナーと共有する場合も、同性パートナーを担保提供者として借り入れが可能。
利用にあたっては、利用客2人で作成した公正証書の提出が必要となる。必要書類の詳細は、4月23日以降にauじぶん銀行のウェブサイトにて記載するとのことだ。
auじぶん銀行の住宅ローンは、2015年に邦銀初の「ネット完結」住宅ローンとして開始し、2020年9月18日には住宅ローン実行額が累計1兆円を突破。
また、団体信用生命保険の保障内容の手厚さや、申込みから契約までのすべての手続きをネットで完結できる利便性などから、契約した約96%の利用客が満足しており、「住宅ローン人気ランキング」で2020年度下半期第1位を獲得するなど、多くの利用客に好評とのことだ。
さらに、2021年3月1日からは、au回線とセットで利用すると住宅ローンの適用金利が年0.07%引き下げとなる「住宅ローンauモバイル優遇割」を提供。
くわえて、KDDIが提供する「じぶんでんき」をセットで利用することにより、「住宅ローンau金利優遇割」として住宅ローンの適用金利が最大年0.1%引き下げとなる。
auじぶん銀行は、今後も利用客の声に応えるため、より一層のサービス拡充を推進していくとしている。
また、auフィナンシャルグループのauじぶん銀行は、『じぶんのいる場所が、行く場所が、ぜんぶ銀行になる。そういうスマホの自由さ、便利さを銀行にも。』という思いを込めて「銀行を連れて、生きていこう。」というブランドメッセージを掲げるとともに、社会の持続的な成長に貢献する会社を目指し、社会貢献活動にも取り組んでいくとのことだ。