サントリーホールディングスは、熊本地震復興支援活動「サントリー水の国くまもと応援プロジェクト」の一環として、「水の国くまもと未来予想図プログラム」を実施し、4月14日から募集を開始すると発表した。
同社は、地震発生直後にミネラルウォーター「サントリー天然水」約21万本を提供したほか、義捐金1億円を拠出するなどの緊急支援を実施。
さらに、熊本県内に生産拠点を置く企業として、熊本県の早期復興・再生に貢献したいとの思いから、3億円を追加拠出し、「サントリー水の国くまもと応援プロジェクト」を立ち上げ、「熊本地域における地下水の持続可能性に貢献する活動」「文化・芸術・スポーツを通じた心と体の支援活動」を実施している。
熊本地震から5年を迎える今年、「地元企業だからこそ地域課題に向き合い、熊本の未来を共創するお手伝いを。」という思いから、地元の学生・子どもたちを対象とした「水の国くまもと未来予想図プログラム」を実施するという。
同プログラムでは、講義・フィールドワーク・ワークショップなどを通じ、若い世代の人々に「熊本の未来」について学び、考え、体感してもらい、最後には、行政(熊本県・御船町・嘉島町・益城町などを予定)へ発表する報告会も実施する予定とのことだ。
同プロジェクトの他にも昨年7月に発生した熊本豪雨の復興支援などにも取り組み、熊本県内に生産拠点を置く企業として、これからも地域の人々を応援する活動を実施していくという。
●「水の国くまもと未来予想図プログラム」概要
なお、新型コロナウイルス感染症等の影響により、内容変更もしくは中止となる可能性がある。
▼プログラム内容
(1)熊本地震を「考える」オンライン講義
日時:5月29日・30日9時~17時予定
場所:オンライン配信
内容:地元活動家や行政・自治体の方による特別講義
(2)現場で「感じる」フィールドワーク・地域と「創る」ワークショップ
日時:6月12日 8時30分~17時予定
場所:震災遺構(熊本城・東海大学阿蘇キャンパス等)、熊本県内施設、熊本日日新聞社本社(集合解散地)
内容:震災遺構をめぐるバスツアー、「防災」をテーマにした実習
なお、熊本日日新聞社の子ども会員「くまTOMO」の小中学生も参加予定。
(3)未来へ「伝える」報告会
日時:6月13日 9時~17時予定
場所:熊本日日新聞社関係施設
内容:「熊本の未来」を考えるディスカッションと行政への発表
同プログラムは、田中尚人氏(熊本大学 熊本創生推進機構及び先端科学研究部 准教授)が全体監修をしている。
▼応募期間
2021年4月14日~4月30日
▼応募対象者
熊本県内の大学・大学院・短大等に在学中の人
▼決定通知
有識者・関係各社などの審査を経て、5月中旬に通知予定。
▼主催
熊本日日新聞社、サントリーホールディングス
▼後援
熊本県、御船町、嘉島町、益城町、南阿蘇村、熊本大学 熊本創生推進機構