アイリスオーヤマは2021年4月1日からの給与改定により、正社員2,589名を対象に平均3.9%(5,000~35,000円)のベースアップを実施すると発表した。

同社は2020年度、新型コロナウイルス感染症拡大に対する対応として、マスクの国内生産開始に加えて、AIサーマルカメラやデスクスクリーンなどの感染症対策商品を発売することで感染拡大の防止に貢献したという。

また、巣ごもり需要による液晶テレビや電気圧力鍋などの生活・調理家電、テレワーク需要によるデスクやチェア、ディスプレイモニターなどの商品売上が好調に推移し、アイリスオーヤマの売上高は過去最高の2,185億円(前年比:136%)、経常利益12.4%で増収増益となったとしている。

2021年度は売上高2,800億円(前年比:130%)を計画し、更なる企業成長を目指す方針を示している。

また同社は新規事業としてAI・IoT事業やロボティクス事業、飲料水事業に参入しており、今年は除菌ウェットティッシュ事業、N95マスク事業への参入を計画しているとのことだ。

昨年の成長を維持し更なる成長を実現させるためにも、人材確保が不可欠とし、今回のベースアップにより2022年グループ売上高1兆円にむけた企業成長のための人材確保を図るとしている。

ベースアップの概要
・対象企業 :アイリスオーヤマ株式会社
・対象者  :正社員(対象者数:2,589名)
・実施内容 :対象者の給与を平均3.9%ベースアップ(5,000~35,000円)
・実施時期 :2021年4月