第一三共は、アストラゼネカが製造販売承認申請中の新型コロナウイルスワクチンAZD1222について、国内での製剤化を開始したと発表した。
第一三共は、2021年2月にアストラゼネカと締結した同ワクチンの製造委受託契約に基づき、アストラゼネカから提供された原液を用いて国内での製剤化(バイアル充填、包装等を含む)を行うという。
なお、当該製剤化は、同社子会社の第一三共バイオテックが「新型インフルエンザワクチン開発・生産体制整備事業」の設備を活用して実施するとのことだ。
同社は、ワクチン事業を展開する国内の製薬企業として、新型コロナウイルス感染症流行の早期終息による社会の安心・安全の回復に向けて、同ワクチンの国内安定供給に取り組んでいくとしている。