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ソニー、ヤマハ発動機と共同開発の「エンタメ車両」で新サービス展開 イオン沖縄で3月5日より

ソニーは、ヤマハ発動機と共同開発したエンタテインメント車両Sociable Cart(ソーシャブルカート):SC-1を用いたサービスを2021年3月5日より開始した。

沖縄のカヌチャリゾートと東南植物楽園での「ムーンライトクルーズ」に次ぐ同サービス「らくがきクルーズ」は、ヒトとクルマの新たなコミュニケーション機会を提供するもので、沖縄県中頭郡北中城村のイオンモール沖縄ライカムで開催中だという。

Sociable Cart:SC-1は、人の視覚能力を超えるイメージセンサーを車両前後左右に搭載し、360度全ての方向にフォーカスが合された映像を車内のディスプレイに映し出すことで、車両周囲の環境を一度に把握できることに加え、搭載したイメージセンサーの超高感度な特性と内部に設置されたディスプレイの高い解像度により、昼夜を問わずライトなしに認識できることが特長。

加えて、SC-1にはソニーが開発した複合現実感(Mixed Reality)技術を搭載しており、乗員がディスプレイで見ることが出来る周囲の環境を捉えた映像に様々なCGを重畳することで、これまでの自動車やカートでは景色を見るだけであった車窓をエンタテインメント空間に変貌させて、移動自体をより楽しめるようにしているとのことだ。

今回開催しているクルージングサービス「らくがきクルーズ」は、乗車による体験に加えて、乗車をしないSC-1周囲の人々も参画可能なサービス。

会場で提供される「らくがきクルーズマップ」は、SC-1が周回する街を想定したビルや家、樹木などの輪郭の図形が記載されたぬり絵用紙。

この用紙に利用者が自由に色をぬり分け、また好きな画像等を追加したものを専用プログラムでスキャンすると、自動で立体的な3DCG映像の街に仕上がる。

その後、ぬり絵制作者の子どもや家族がSC-1に乗車して、自分が創作したオリジナルの街中を車内のディスプレイを見ながらクルージングを楽しめるという。

また、専用の用紙「らくがきカート」にオリジナルの車両をデザインして、この街中に走らせることも可能。

車両前面と側面を手書きして専用プログラムでスキャンをすると自動で3DCG映像に仕上げられる。

SC-1が周回する会場内中央に設置された大型モニターには街が構成されており、様々な車両と共に自分のデザインした車両が走行する姿を見て楽しむことができるとのことだ。

さらに、この車両は「らくがきクルーズ」乗車中にも現れ、走行の様子を見ることが可能。

クルージングサービス概要は以下のとおり。

開催日時:3月5日〜 3月29日、14時〜17時(18時〜20時は下記スペシャルコンテンツに切り替わる)
スペシャルコンテンツ:沖縄テレビの人気番組「琉球トラウマナイト」による「ローカルホラーリポート」を18時~20時に提供。
会場:イオンモール沖縄ライカム 2F アクアエレベーター前広場(グローバルワーク前)

ソニーはヤマハ発動機と共に、移動をエンタテインメント体験の場に変えるSC-1で、ヒトとクルマの新たな楽しみを今後も様々な領域へ提供していく方針を示している。

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