メルペイは、同社が運営する、フリマアプリ「メルカリ」のスマホ決済サービス「メルペイ」において、3月2日より、iOS先行にてマイナンバーカードの公的個人認証サービス(JPKI)を利用した本人確認の対応を開始したと発表した。

3月中には、Androidについても提供開始予定であるとのことだ。

なお、スマホ決済サービス事業者における、マイナンバーカードの公的個人認証サービス(JPKI)を利用した本人確認導入は「メルペイ」が初であるとしている。

メルペイでは、ユーザーが安心・安全に「メルペイ」を利用できるよう、2019年4月23日より、お客さまのスマートフォンで自身の顔と運転免許証等を撮影し、必要事項(名前や住所など)を入力することによって、オンラインで本人確認が完了する「アプリでかんたん本人確認」の提供を開始。

また、2020年9月16日より、金融機関口座の登録・金融機関口座からのチャージ時における本人確認を追加し、より安心・安全な利用環境を構築しているとのことだ。

今回、「アプリでかんたん本人確認」にマイナンバーカードの公的個人認証サービス(JPKI)を利用した本人確認方法が追加され、スマートフォンを使ったリアルタイムな認証が可能となることで、これまで以上に簡単・確実な本人確認を実現することができるという。

■マイナンバーカードの公的個人認証サービス(JPKI)を利用した本人確認について

マイナンバーカードの公的個人認証サービス(JPKI)を利用した本人確認は、犯罪収益移転防止法に基づくオンラインで完了する本人確認方法。

これまでは、インターネットから銀行口座開設等を申し込む場合であっても、ユーザーは本人確認書類のアップロードに加え、自宅で転送不要郵便を受け取る必要があったが、2018年11月に犯罪収益移転防止法施行規則が改正され、オンライン上の手続で本人確認を完了することが可能となったとのことだ。

これまでの運転免許証等の撮影に代えて、マイナンバーカードのICチップに格納されている署名用電子証明書をもとに公的個人認証サービスを利用することで、リアルタイムに本人確認を完了する機能を提供するという。

今後もメルペイは、ユーザーにとって利便性が高く、安心・安全なサービスの開発・拡充に取り組んでいくとしている。