パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(以下、PPIH)は、2021年2月より、ドン・キホーテのプライベートブランド(PB)「情熱価格」をリニューアルし、利用者と一緒につくる「ピープルブランド(PB)」を創造すると発表した。
これに伴い、よりユーザーが求めるものを具現化し、期待に応えていくため、「情熱価格」に対するユーザーからのダメ出しを募集する特設サイト「ダメ出しの殿堂」を開設するとのことだ。
誕生から12年目。およそ3,900アイテムを展開してきた「情熱価格」の反省
「こんな機能があったらいいのに…」「普段使いしたいから、もっとリーズナブルな価格がいいな…」、そんな利用者の声に真摯に応える商品を、国内外の優良メーカーと手を携えて提供しようと「情熱価格」は生まれたという。
プライベートブランドで「安い」は当たり前。
「情熱価格」は、プラスアルファとなる、ユーザーの期待を越える「楽しさ」・「美味しさ」・「おしゃれさ」・「便利さ」の提供を追求し、2009年の誕生以来、3,900アイテムを超える商品を展開してきたとのことだ。
しかし、「ユーザーのために!」と、いつしか安さばかりを追い求めた商品開発姿勢になってしまい、気が付けば「ドン・キホーテらしさ(=ワクワク・ドキドキ)」の見られない商品を多く販売していたことについて猛省しているという。
せめて普段の買い物は楽しく。「ピープルブランド」としてユーザーと共創、成長していく
「情熱価格」は、ユーザーのワクワク・ドキドキを追求するため、PBはPBでも、自社完結で開発するブランド、つまり自社の所有物としての「プライベートブランド」ではなく、これからはユーザーと一緒に商品をつくる「ピープルブランド」へ変革すべく、ここにピープルブランド宣言をするという。
「情熱価格」のピープルブランド宣言
「情熱価格」ロゴについて
これまでの「情熱価格」は、一部のユーザーにしかドン・キホーテのプライベートブランドであるという認識がされていなかったとしている。
そこで、新しいロゴマークは、ドン・キホーテのロゴの頭文字「ド」と「情熱価格」のロゴを一体にすることで、強いインパクトとドン・キホーテの看板商品であることを伝えるデザインに。
また、「ド」を頭につけることで、度を超えた情熱を持って商品を開発していく意思も表しているとのことだ。
さらに、PPIHグループの海外店舗での展開も見据え、グローバルに親しまれるように、英字表記の「JONETZ」もロゴに組み込んだとしている。
客さまのリアルな声を知りたい!特設サイト「ダメ出しの殿堂」でダメ出し募集
「情熱価格」に対するユーザーの率直な意見を取り入れ“最驚”(驚きのニュース)を生み続ける共創サイクルを実現するための中核を担うプラットフォームとして、ダメ出し募集サイト「ダメ出しの殿堂」を開設。
「量が多すぎるから食べきれない」、「パッケージから商品がイメージ出来ない」など、ユーザーが感じたことを気軽に投稿できる仕様となっているという。
投稿は真摯に受け止め、ユーザーが本当に求める商品へ改善するなど、新たな商品開発に繋げていくとのことだ。
新商品について
生まれ変わった「情熱価格」は、思わず手に取りたくなる「驚きのニュース」の提供を目指すという。
それは、単に高品質な商品を販売することではなく、その商品が購入者にどれくらいの驚きや、ワクワク・ドキドキを提供できるかを追求することを意味するとし、ユーザーが真に求めていることを具現化し、「これが欲しかった!」と思われる商品を開発していくことを約束するとのことだ。
また、「情熱価格」の中でも、特に強い自信を持ってユーザーに伝えたい“最驚”のフラッグシップアイテムとして、新たなブランドライン「ありえ値ぇ情熱価格」を展開。
ユーザーに「ありえ値ぇ!」と感嘆されたいという思いで、ワードをそのままロゴマークにして商品パッケージに付けていくとしている。
生まれ変わった「情熱価格」は、このような一連のリニューアルによって、ストアイメージにリンクしたブランド再構築と認知向上を図り、2022年6月期に売上高3,000億円の達成を目指していくとしている。