アイリッジの連結子会社でフィンテック事業を展開するフィノバレーの支援する、東京都世田谷区のデジタル商品券・地域通貨「せたがやPay」が、2月20日から提供開始する。
さらに同日より、長引くコロナ禍の影響を受ける飲食店の支援を目的とした飲食店応援キャンペーンを、また3月4日からは「せたがやPay」利用促進を目的としたプレミアム付与キャンペーンを実施するとのことだ。
「せたがやPay」は、東京都世田谷区の支援のもと、世田谷区商店街振興組合連合会が導入する、東京都世田谷区を対象とするデジタル地域通貨。
ユーザーは「せたがやPay」アプリをダウンロードして現金をチャージすることで、世田谷区内の「せたがやPay」加盟店でキャッシュレス決済が行えるようになる。
提供開始時点では飲食店や物販店等(世田谷区内の一部セブン‐イレブン店舗でも利用可)400店舗以上で利用できるとしている。
なお、セブン銀行とATM提携を行っており、全国のセブン銀行ATMで原則24時間365日、スマホでかんたんに現金チャージが可能。
感染症予防の観点から非接触型のキャッシュレス決済による消費活動が基本となっていくことを想定し、ニューノーマル(新常態)に対応した商品券事業の構築とともに、区内商店街の活性化施策として導入するとのことだ。
これまでの紙幣型商品券に比べ安価かつ迅速な発行および運用ができることから、世田谷区による中小・個店応援事業「地元のお店応援キャンペーン!」にも活用され、地域内での経済循環を活性化する効果が期待されているという。
「地元のお店応援キャンペーン!①飲食店応援キャンペーン」は、長引くコロナ禍の影響を受ける飲食店の支援を目的として、「せたがやPay」で支払いをした飲食代の20~30%分をポイント還元する飲食店応援キャンペーン。
対象期間は、2月20日から3月19日まで。ポイント付与上限は1人あたり上限6,000ポイントまで。
また、「地元のお店応援キャンペーン!②最大9,000ポイント!チャージ額の30%ポイント付与キャンペーン」は、「せたがやPay」へのチャージ額の30%分をポイント還元するキャンペーン。
対象期間は、3月4日から予算上限に達し次第終了。ポイント付与上限は 1人あたり上限9,000ポイントまで。
フィノバレーは今後も他地域でのデジタル地域通貨支援の経験を活かし、「せたがやPay」の流通拡大を支援していく方針を示している。