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赤外線カメラ搭載ドローンでイノシシ被害対策の実験 DMMアグリ、広島で開始

鳥獣被害対策事業を展開する、DMM Agri Innovation(以下、DMMアグリ)は、アポロ販売、一般社団法人CEFIC研究所と共同で、広島県が公募した「ひろしまサンドボックス」実証プロジェクト(行政提案型)「公園内のイノシシ被害軽減のための獣害対策支援業務」において、広島県立びんご運動公園のイノシシ被害を軽減することを目的に、デジタルテクノロジーを活用した鳥獣被害対策の実証実験を開始した。

https://youtube.com/watch?v=q0EZVifA8JM

広島県立びんご運動公園ではイノシシが出没し、掘り返し等の被害が後を絶たない状況が続いているという。

そこで、従来のデータ(環境省の植生マップ等)を基に痕跡調査やドローン空撮のデータを加えた最新植生マップを作成しイノシシの生態を把握。

そのデータを基に、赤外線カメラ搭載ドローンによるイノシシの追跡撮影を行い、2日連続でイノシシの姿を捉えることに成功したとのことだ。

現在、映像解析や糞の分析等をCEFIC研究所(岡山理科大 吉川教授)にて検査を実施。

今後、トレイルカメラを痕跡調査の結果に基づき、場所を選定して設置することにより、詳細なイノシシの生態を把握し、電気柵、グレーチング、忌避剤等を設置し、イノシシからびんご運動公園利用者を守るという。

また、今回は追い払いを目的としているが、鳥獣被害対策は追い払いと捕獲がセットで行うことがより有効的な手段のため、引き続き、恒久的な被害対策を進めていく方針を示している。

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