オンキヨーグループでは、日本工業大学との間で共同研究に関する契約締結を行い、加振器による振動および音を利用した椎茸の栽培促進技術について共同研究を実施することを発表した。
同社グループは、長年に渡り音と音に基づく振動に関する技術の開発を積極的に行っている。
これまでに、東京農業大学と発酵過程に加振器を使用し直接的に振動および音を聴かせることで醸造に与える効果・効能に関する技術研究や、奈良先端科学技術大学院大学と、ストレス要因として加振器を使用した振動が与える植物成長への影響の解明を目的としたバイオサイエンス領域での共同研究を開始しているという。
今回、研究の範囲をさらに広げ、振動や音で椎茸の栽培をコントロールする試みの実現を目的とし、日本工業大学との共同研究を開始するとのことだ。
共同研究では、日本工業大学 平栗健史 教授・清水博幸 准教授が進める落雷音による椎茸栽培促進技術の研究開発において、同社が保有する音および振動に関する知見、および技術を提供し、音と振動の側面から栽培をコントロールする試みの実現を目的としている。