良品計画は、山形県酒田市と2019年7月に締結した「地域発展を目指すパートナーシップ協定」による取り組み「酒田プロジェクト」の一環として、2021年2月5日に「無印良品 酒田POP-UP STORE」をオープンすると発表した。
同店舗は、空洞化が進む中心市街地にある商店街の一角になる。移動販売と同様、「商いを通して人と人とのつながりを創出すること」を目指し、この出店を通して酒田市との連携をより強めるとともに、地域活動へ積極的に参画し、中心市街地の活性化のきっかけになりたいとのことだ。
人気のレトルトカレーや掃除用品、天然素材を使用したインナーウェアなど、毎日の生活を支える「くらしの基本アイテム」を中心に取り揃え、地域の皆さまのくらしの役に立つことを目指すという。
同社は、「感じ良いくらしと社会」の実現を目指し、各自治体や地元住民が主役となって、それに無印良品が巻き込まれる形で地域を活性化していくさまざまな取り組みをすすめている。
酒田市においては、2019年夏に締結したパートナーシップ協定に基づいて中山間地域活力向上事業の委託を受けたことをきっかけに、同市の地域活性化を目的に社内に立ち上げた「酒田プロジェクト」として、2020年6月より、中山間地域を含む八幡地域で軽トラックを活用した移動販売をスタート。
商いを通じて人と人とのつながりを創出し、中山間地域に住む方や高齢者の役に立つことを目指したこの取り組みは、買い物を通じて様々なコミュニケーションが生まれるきっかけとなっているとのことだ。
今後、無料アプリMUJI passportの配信を通じて、店舗のイベント情報や商品・サービスについて案内するとしている。