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カーシェアアプリ「Anyca」 スマホで解錠できるシステムを開発

DeNA SOMPO Mobilityが運営する個人間カーシェアアプリ「Anyca(エニカ)」は、東海理化が提供するTOKAI RIKA Digitalkeyを導入し、個人間同士でカーシェアするクルマの鍵をスマートフォンで開けることができるシステム「AnycaKEY(エニカキー)」を開発したと発表した。

「AnycaKEY」は2021年3月から提供予定で、同社はシステムを利用したいオーナーの募集も開始した。

「AnycaKEY」の詳細は以下のとおり。

①クルマのオーナーが専用のキーボックスに鍵を入れ車内に設置
②設置後はオーナーの「Anyca」アプリ(Bluetooth経由)でキーボックスを操作してクルマを施錠
③クルマを予約したドライバーは「Anyca」アプリでキーボックスを操作してクルマを開錠
④車内にあるキーボックスから鍵を取り出し、クルマを運転
⑤クルマの返却時は鍵をキーボックスに入れ、「Anyca」アプリでキーボックスを操作してクルマを施錠

なお、料金は期間限定無料としており、2022年4月以降、月額1,650円を予定している。

「Anyca」は通常対面でクルマのシェアをおこない、リピートして利用するとオーナーとドライバーの間でコミュニケーションが生まれ、新たなコミュニティが形成されるといった楽しみ方がある。

しかし、これまではカーシェアの際に対面でクルマを受け渡しする必要があり、時間が合わない、面倒といった理由がカーシェア普及の障壁になっていた。

そこで、今回の「AnycaKEY」を導入することで、クルマのオーナーはシェアや返却対応のために予定を空ける必要がなくなり、より多くのシェアをおこなうことが可能となる。

また、クルマを利用するドライバーも「AnycaKEY」を導入しているオーナーのクルマであればこれまで以上に予約がしやすくなるという。

そして、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、非対面でのシェアをするニーズも高まってきており、非対面化を実現する「AnycaKEY」によって、より便利で安心してシェアをおこなうことも可能になるとのことだ。

これまで個人間カーシェアの障壁になっていた、受け渡しの手間や時間の制限を「AnycaKEY」の普及で解決し、より手軽にカーシェアを行える世界を作り、誰でもマイカーの維持費軽減が手軽にできる世界を目指すという。

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