麗澤大学は、2020年12月5日に「データサイエンス教育推進室」を新設したことを発表した。
またそれに伴いデータサイエンスおよびそれを支えるAI技術の発展を背景に、今後のすべての知識社会の知的基盤となるデータサイエンス関連の科目群をもとに、データサイエンスプログラムを設けたという。
同推進室設置の目的は「AI・データサイエンスに関する基礎知識をもとに各学部の専門分野における課題を解決したり、新しい価値を創造したりできる人材を育成するため」だという。
同推進室が提供するデータサイエンスプログラムにより、麗澤大学の全学部(国際学部、外国語学部、経済学部)の学生が、専門分野にプラスして、基礎レベルのAI・データサイエンスについて学ぶことができるようになったとのことだ。
具体的には1年次に「統計学基礎」「情報科学」「AIビジネス入門」などを学習し、2年次には「データサイエンスの基礎」「プログラミング」「入門計量経済学」などを学習する。
より深くAI・データサイエンスを学びたい学生向けに、「ビッグデータ分析」「機械学習」「AIビジネス」などの発展的科目も用意されています。本プログラムを履修し、所定要件を満たした学生には履修証明書を発行するという。
「情報化社会」という概念が誕生して半世紀ほどが経つ中、今後さまざまな分野でビッグデータを扱えるデジタル人材の需要が高まっている。
専門分野に加え、これらの知識を有することで、高度情報社会にも貢献できる人材を育成できると考えているという。
データサイエンス教育推進室の室長で、経済学部長の上村教授以下のように述べている。
「AIやデータサイエンスは各専門分野の知識と掛け合わせることで真価を発揮します。
データサイエンスプログラムを履修した学生には、それぞれの専門分野へAI・データサイエンスを応用することで新しい価値を生み出して欲しい。
AI・データサイエンスをさまざまな社会課題の解決に適用できる人材を、麗澤大学から輩出したいと考えています。」