休日の便利でお得な遊び予約サイト「アソビュー!」を運営するアソビューは、第三者割当増資、及び日本政策金融公庫からの融資により総額約13億円を調達したことを発表した。
経済産業省が監督する産業革新投資機構傘下のファンド運用会社であるJICベンチャー・グロース・インベストメンツ社をはじめとして、ヤフーのCVCであるYJキャピタル社、ALL-JAPAN観光立国ファンドを運営する地域創生ソリューション社、奈良県の地方銀行である南都銀行の関連ファンド、および、金融機関系ベンチャーキャピタルである、新生企業投資社、きらぼしキャピタル社、三生キャピタル社を引受先とするシリーズDでの資金調達となる。
レジャー施設においては感染防止対策と通常営業を両立するため、敷地・時間あたりの入場人数の管理・制限が求められ、また、ソーシャルディスタンスを実現する手段として非接触決済・入場が必要になる。加えて、売上・利益の影響を受ける中で、さらなる経営の効率化が急務だという。
これらの課題を解決するため、今回調達した資金を、以下ソリューションの追加開発、営業・サポート体制の強化に積極的に投資をしていくとしている。
・レジャー・観光・文化施設向けDXソリューション
・アクティビティ・体験施設向けDXソリューション
同社はこれからのニューノーマルな時代において、一人でも多くの人々におでかけや旅行などの「遊ぶ機会」を届けるべく、デジタル技術を駆使してレジャー産業の発展に貢献していく方針を示している。
シリーズDの1引受先であるJICベンチャー・グロース・インベストメンツ代表取締役社長、鑓水英樹氏は「アソビュー様は、技術を武器に、粘り強く地道な営業活動を展開し当産業のDXを牽引しており、アソビュー様への支援が日本のDXを推し進める大きな一歩となると確信し、出資を決定しました。当社はこのようなベンチャー企業への支援を通じ、日本の幅広い産業へのリスクマネーの呼び水効果となることを目指しています。」とコメントしている。