メルカリは、フリマアプリ「メルカリ」において集計した2020年「メルカリトレンドワード」および「急上昇カテゴリー」「出品ワードマップ」「隠れ人気機能ランキング」を発表した。

「メルカリトレンドワード」「急上昇カテゴリー」は、今年1年間に「メルカリ」内で検索されたワード、購入されたカテゴリーのうち、前年と比較してその数が急上昇したものをランキングとして抽出。

また、「出品ワードマップ」は、今年1年間に「メルカリ」内で商品を出品する際に使用されたワードのうち、今年の特徴語を抽出しているとのことだ。

「隠れ人気機能ランキング」は、ユーザーアンケートより認知率は低いものの、利用満足度が高かった機能をランキング化しているという。

メルカリトレンドワード2020

調査方法:「メルカリ」内で2020年1月1日〜11月15日までに検索されたワードの中で、2019年の同検索数との差が大きいものを抽出。

2020年はカードゲームとゲームソフトがランキングの多くを占める結果となった。

1位「その先の未来へ」(デュエルマスターズ)、5位「ナウオアネバー」(デュエルマスターズ)7位「um12」(スーパードラゴンボールヒーローズ)、9位「ワンパチ」(ポケモンカードゲーム)と、いずれも人気カードゲームのレアカードの検索が上昇。

ゲームソフトでは、2位「サクナヒメ」4位「どうぶつの森」6位「龍が如く 7」と、2020年にに発売したタイトルがランクイン。

「サクナヒメ」は、「米づくり」によってキャラクターが強くなるというユニークな設定から、ニュースなどを中心に話題となり、ゲームソフトで最も高いランキングとなったとしている。

また、8位「ロンギヌスの槍 ピノ」は、森永乳業のアイスクリーム「ピノ」と「エヴァンゲリオン」のコラボにより、同封のピックが数量限定でエヴァンゲリオンに登場する「ロンギヌスの槍」の形となったもの。SNSを中心に話題となり、検索数が急上昇したとのことだ。

急上昇カテゴリー2020

調査方法:「メルカリ」内で2020年1月1日〜11月15日までに購入されたカテゴリーのうち、2019年の同購入数との差が大きいものを抽出。

1位のエコバッグは、2020年7月よりスタートしたプラスチック製買物袋有料化を受けランクイン。様々なブランドから発売されたモノのほか、ノベルティなどで作られたエコバッグも取引が活発化した。

2020年の急上昇カテゴリー全体では、新型コロナウイルス感染症拡大を受け、「ステイホーム」と密を避けるための「外遊び」に関連したカテゴリーでの取引が急増。

「ステイホーム」に関連したカテゴリーではハンドメイドに使用する「生地/糸」、おうち時間を楽しむ「少年漫画」「洋書」「リラクゼーショングッズ」、在宅ワーク環境を充実させる「デスクチェア」「ディスプレイ」がランクイン。

「外遊び」では「スケートボード」のほか、アウトドアグッズとして「ストーブ/コンロ」「調理器具」の購入が増加する結果となった。

出品ワードマップ2020

「メルカリ」内で商品を出品する際に使用されたワードのうち、今年特に使用された特徴的なワードを抽出、頻度に応じた大きさで表現したワードクラウド。

2020年、ブームも相まって需要が高まったアウトドアアイテム。その中でも人気ブランドである「スノーピーク」が出品ワードとして多く使用されたことがわかった。

また、iPhone12の発売を受け前モデルである「iPhone11」の出品が増加。スマートフォンなど人気の高いデジタル機器は、新作が発売されると買い換えのための出品が増加する傾向にあるという。

また、今年はステイホームの影響を受け「冷蔵庫」「電子レンジ」と、家電の出品ワードも増加傾向にあるという。

その他、アニメやアイドルグッズなどで販売されるアクリルスタンドの略称である「アクスタ」や、韓国語でヨンサントンファと呼ばれる映像通話でのファンイベントが日本語で「ヨントン」と略されているなど、新しい出品キーワードも多く使われている。

隠れ人気機能ランキング

調査方法:同社が実施したインターネット調査により、認知度は低いものの利用したユーザーの満足度が高い機能を独自にランキング。
調査日:2020年10月23日〜25日
対象者:全国男女18歳〜69歳のスマホ利用者 (n=3,095人)

同ランキングでは、まだまだユーザーからの認知率は低いものの、利用したユーザーの満足度が高いメルカリの機能を独自に集計。

4位「ゆうゆうメルカリ便」では、11月より伝票なしでポストから発送できる新サービス「ゆうパケットポスト」の提供を開始したほか、「ゆうゆうメルカリ便」「らくらくメルカリ便」にて置き配サービスもスタート。

他にも、「バーコード出品」や「AI出品」など簡単に出品ができる機能や、「エスクロー取引」「匿名での配送」といった安心・安全に取引ができる仕組みがあるとしている。